ハンガリーから発信中

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ブダペストの公共温泉は安くて快適で最高だった

 

ハンガリーはあまり知られてはいませんが、日本と匹敵するほどの温泉大国で、首都ブダペストには公共温泉がいくつもある。

 

温泉といっても日本のように男女別れてはいるわけでなく、水着着用の男女混浴スタイルだ。

 

中には様々な温度の温泉があったり、露天風呂やサウナもある。

 

一般的にハンガリーの温泉といえばセーチェニ温泉が有名だが、ここは1回のチケットが約5000ftとかなり高い。(日本でお風呂が1回5000円と同じ感覚なのでどのくらい高いかはわかるだろう)

 

週末にはさらに値段が上がる。

 

なので、お金があまりない僕は二の足を踏んでいたのだが、ついにそこそこの値段で思う存分温泉を楽しめる場所を見つけた。

 

それがこの場所。

en.palatinusstrand.hu

 

ブダペストのマーガレット島という小さな島の中にあり、夏はプールとして使われていたところが改装され温泉としてオープンしたようだ。

 

注目なのはなんと言っても値段。

 

1日券は週末でも2800ftと比較的安く、3時間券は2000ftとお得である。そのほかにファミリー券などもある。

 

ただし、水着着用なので水着はお忘れなく。あとはタオル、サンダル、シャンプーなどは持って行ったほうがいい。(日本のように洗う場所はなく、シャワーがあるだけ)

 

お風呂は35℃と40℃の温泉が2つと様々な温度のサウナが3つ。それと水風呂と露天風呂が1つずつ。それと子供用の温泉がある。

 

あとは、寝そべることができる簡易ベンチがいくつかあり、上の階には小さなイートスペースがあり、ケーキやパン、ビールなどを購入できる。

 

また、ロッカーも完備されているのでセキュリティーも安全で、鍵は日本と同じように手や足につけるタイプになっている。

 

今回は3時間券を購入して入泉したが最高だった。

 

ハンガリーの温泉では35℃前後の日本人にとってはちょっと物足りない温度のお風呂が主流だがここには40℃のお風呂もあり、よかった。それ以上に露天風呂が快適で、雪を見ながらのお風呂は疲れを忘れ、最高に癒された。

 

あとは、別料金でマッサージも受けられるようなので次の機会に試してみたい。

 

最高に癒された日曜日だった。

 

 

ハンガリーの社員待遇の1つ「カフェテリアシステム」とは?

 

ハンガリーの会社には「カフェテリアシステム」という画期的な制度がある。

 

これは給料とは別に何かしらの補助を受けられるというものである。

 

例えば、現金補助、家賃補助、食費補助、ジム費補助、映画鑑賞補助などがある。

 

まず、カフェテリアシステムは1年ごとに更新ができる。つまり、一度決めてしまうと1年間は変更ができない。

 

そして、カフェテリアシステムには勤務年数や年齢に応じて金額の上限がある。

 

僕の場合を例に挙げて説明すると・・・

昨年、僕は8月から今の会社で働き始め、3ヶ月間は試用期間でカフェテリアを得られず、11月からカフェテリアを使うことができるようになった。したがって、11月と12月の2ヶ月間のカフェテリアをまずは決めなければならない。

 

2ヶ月間のカフェテリアの僕の上限は4万フォリントでこの額以内で好きな補助を好きな金額で組み合わせることができる。

 

ただし、補助の種類によっては税金が取られるものもあるので注意が必要である。

 

最終的に僕が選んだのは

 

1、現金補助を1万フォリント

これは最大で1万フォリントの現金を得ることができる

 

2、食事補助を3万フォリント

これはスーパーやレストランで使えることができるチケットを支給される

 

の2つを選んだ。

 

ここから税金が引かれ最終的には3万5千フォリント前後の補助になってしまったが、逆に言えば給料とは別に3万5千フォリントを得たということである。

 

今年は家賃補助を選んだ。これは外国人用のカフェテリアのようで家賃の補助が得られる。

 

この補助の最大の特徴は税金がかからない部分で僕は毎月給料とは別に3万5千フォリントを現金で受け取ることになる。

 

 

よくジムに通う同僚はジムの利用費に使えるカフェテリアを選んでおり、映画鑑賞が好きな同僚は映画館のチケットの支払いに使えるカフェテリアを選んでいた。

 

これはハンガリーの社会の画期的なシステムの1つだと思う。

 

語学力が中級レベルでも海外のIT企業で働けるのか?

 

「語学力が中級レベルでも海外の企業で働けますか?」という質問をたまに受ける。

 

中級レベルというのが具体的にはどのレベルをさすのか、そして海外企業がどのジャンルの企業をさすのかで話はかなり変わってくるが、僕の体験をベースにこの質問に答えてみたい。

 

僕の具体的な語学力

 

僕の使える外国語は英語とフランス語でレベルはともに中級だと思う。

では、中級の中でも具体的にどのレベルなのか分析してみる。

 

英語

英語の試験の結果だけでいうなら、大学2年次にTOEICを受け、650点前後でその後、大学用のTOEFLを受け、550点だった。それ以降は英語の試験は一切受けていない。ちなみに、英語学部の卒業ではなく、

 

経歴でいえば、大学卒業後にハンガリーのIT企業に就職し、1年間日英の通訳や翻訳をやり、上司からはそれなりに仕事を評価してもらった。

社内の公用語は英語で会議なども英語で行われたが、仕事で英語が理解できないなど言語の壁にぶつかることはほぼなかった。

 

その後、ハンガリーのゲーム会社に移り、日英の翻訳とテスターとして働き、同じく同僚とのやり取りは英語だったが問題はなかった。

 

そして、現在はハンガリーのIT企業でフランス語のカスタマーサービスとして働いているのでメインの言語はフランス語だが、上司とのやり取りや会議では英語を使う。が、今のところこれといった問題はなくスムーズに仕事をこなせている。

 

最後に自分の英語力を5点満点で自己評価すると・・・

 

書く:3

読む:1

聞く:2

話す:3

 

フランス語

大学入学時に主専攻としてはじめたフランス語。大学3年次から4年次までフランスに留学していたが、留学生活になじめずフランス語をやめ、イタリア語を勉強するなどしたため、語学力はそこまで伸びず。

 

ただし、大学在学時は学内にいたフランス人の留学生と仲良くなり、フランス語で会話をしたり、フランス語のプライベートスクールに約1年通うなどして自主的にフランス語を勉強した。

 

フランス語検定は準2級を大学2年次に取得し、それ以降は受けていない。

 

現在は、ハンガリーのIT企業でフランス語のカスタマーサービスとして主に電話でフランス語を使い、ユーザーと話し、彼らのIT製品に関する相談を聞き、トラブルシュッティングをしている。

フランス人だけでなく、モロッコ人やチュニジア人ともフランス語で話す。

 

時折、相手が言っていることがわからないこともあるが今のところはそれなりに仕事ができている。

 

最後に自分のフランス語力を5点満点で自己評価すると・・・

 

書く:3

読む:1

聞く:2

話す:4

 

英語、フランス語ともに読む能力が著しく低いと理解している。

翻訳やメールをするときはGoogle翻訳を使い、一度ある程度の意味を理解してから取り掛かるようにしている。

 

海外企業といってもいろいろな企業がある

 

海外企業で働きたいといってもいろいろな企業がある。

 

例えば、海外のレストランでコックとして働きたければ語学力はそれほど重視されずむしろ経験を求められるが、接客であればそれなりの語学力は要求される。

 

また、僕のようにIT企業で働きたければ最低限のIT関連の用語や知識は要求される。

会計士として働きたければ外国語で書類を正確に読み、書ける能力が必要になる。

 

このように海外で働きたいといっても働く場所によって必要になるものが違ってくる。

 

なので、自分がどの分野で働きたいかをまずはしっかりと考える必要がある。

 

 

語学力が中級レベルでも海外の企業で働けるのか?

 

僕のように語学力が大学受験レベルに毛が生えた程度だと仮定して、改めて冒頭の質問に答えると、僕は十分働けると思う。

 

もちろん、先ほど書いたとおりどの分野で働くかによって話は変わってくるが、特殊な能力を必要としない分野であれば十分可能だと思う。

 

僕はIT企業で働いているが、もともとITの深い知識があったわけではない。

 

一般の人と同じようにパソコンやタブレットを使っているだけで、インターネットの使い方やメールの送り方は知っているが、Outlookが開かなくなった際にどうすればいいのか、アカウントがロックされた場合にどうすればいいのかなどITのカスタマーサービスに必要な知識はまったく持っていなかった。

 

それらは研修で教わるので問題ないし、2ヶ月も働けば自然となれる。

 

極論をいってしまえば、働けるか働けないかはその人次第だと思う。

 

どんなに高い語学力があっても仕事の能力が低かったり、性格に問題があって同僚といい関係を築けなければ海外では解雇される。

 

なので、もしも海外就職を語学力が原因で迷っているなら思い切って挑戦してみることをおすすめする。

 

語学力は現地で3ヶ月も暮らせば自然と鍛えられる。

 

 

ハンガリーのブダペストにある日本食材店を紹介します

 

海外に住んでいると日本食が恋しくなると思います。

僕が今住んでいるハンガリーの首都ブダペストには日本人が経営する日本食レストランはいくつかありますが、値段は高めなので毎回行くわけにもいかず。

でも日本食は食べたい。

そういう時はやはり日本食材店で食材を買って自分で作るのがおすすめです!

 

そこで今回はブダペストにある日本食材を置いてあるお店をいくつか紹介します。

 

①Tokyo Plaza

 

住所:1025, Bp. Törökvészi út 87-91 

営業時間:

平日・・・10時~19時、土曜日・・・10時~17時

 

ブダの山の上にあるショッピングモール内にある主に日本と韓国の食材を扱っているお店です。

店内には日本の調味料類からカレールー、うどん、ラーメン、お菓子、冷凍食品、お米などいろいろなものがあります。

たくあんなどのお漬物も売っています。

 

ちなみに、賞味期限の近い商品は値引きされることもあり、場合によっては通常価格よりも半額以上で買えることもあります。

 

 ②Duna Party Bolt

 

住所:Budapest, Szépvölgyi út 2b, 1025

営業時間:

平日・・・8時~21時、土曜日・・・9時~20時、日曜日・・・10時~20時

 

ブダ側のマルグレットアイランドという大きな島の近くにあるアジア食材店です。

ここにも様々な日本食材がありますがその中でも特に安いのがうどんです。

給食で出てくるような1袋ずつに小分けされているタイプのうどんが1袋200ftという驚きの値段で買えます。ちなみに、味もおいしいです。

 

また、夜遅くまでやっていて土日も営業しているという点も非常にありがたいです。

 

③Koreai Japan Elelmiszer

 

住所:Budapest, Szépvölgyi út 2, 1036

営業時間:

平日・・・10時~18時、土曜日・・・10時~16時

 

②で紹介した食材店の隣にある日本と韓国の食材をメインに扱っているお店です。

ここのおすすめは日本食ではありませんが、手作りのキムチが安い値段で買えることです。店主が韓国人の方のようなのでおそらくお店で作られているのでしょうか?

 

いずれにしろ、キムチは日本以上に寒くなるハンガリーで鍋などに使えるので便利です。僕は②のお店で買ったうどんとここで買ったキムチを合わせてキムチうどんにしてよく食べます!

 

ぜひ日本食が恋しいけど毎回レストランはいけないという方はぜひ足を運んでみてください!

 

ハンガリーの美容室はおススメできない!?

 

僕のブログの中で1、2を争うくらい読まれている記事があります。

ハンガリーで日本人の美容師さんに髪を切ってもらったという記事です。

japangary.hatenablog.com

 

では、なぜ日本人の美容師さんを探したかというと、その前に1度だけハンガリーの美容室に行ったもののあまり満足できなかったからです。

今回はそんなハンガリーでの美容室体験について書こうと思います。

 

以前の職場への通勤で利用する駅の近くにBio hairという美容院があり、外観がよさそうで値段も安くもなく、高くもなくのちょうどいい感じなのでそこにしました。
安すぎるとちょっと怖いので。


行く前に美容院に関するハンガリー語を予習。
“カット”や“シャンプー”、“ドライヤー”、“短く”などを覚え仕事終わりにいざ出陣。


恐る恐るドアを開けると、5人くらい女性が待っていました!


受付に行き、ハンガリー語で話そうとすると、受付の女性が英語で話しかけてきました。

英語OKなのかい!とびっくりしてしまい、そこで緊張はふっとびました。


カットをお願いし、名前を書くと受付の女性に待っててと指示され、僕も5人の女性たちと一緒に待ちました。

すると、ドアから続々と男性のお客さんもやってきました。

どうやらこの美容院は男女に人気があるみたいです!


待ってる間に店内を見渡すと、日本と変わらない感じでした。

イスと鏡とシャンプー台があり、照明やインテリアもおしゃれでした。




実は海外で切るのはこれで2回目。

1回目はフランスで切ったのですが、髪切る前に被せられるフード?が短すぎて服に髪の毛がつきまくりでそのまま帰されたり、終わった後に髪の毛を洗ってもらえなかったりと散々でした・・・


果たして今回はどうか。


僕の番が来ました。

担当してくれた女性も英語が話せるので一気に安心しました。

イスに座ると彼女がフードをかぶせてくれました。


しっかりと靴までかぶるフードでした!
ポイント1クリア!


そして、どういう風に切るのか聞かれ、左側は切らずに右側だけ切るアシメでとお願いしました。

すると、彼女は少しずつ切っていくねといってくれ、少しずつ切ってはこれでOK?と丁寧に聞いてくれました。

ところが、僕がここはこう切って、ここはもう少し短めでと細かく指示し始めると、彼女の様子が一変。

「面倒くさいから細かい指示は出さないで」とキレられてしまいました・・・

ハンガリーでは男性はスキンヘッド並みの坊主かこだわりのない短髪の人が多いので、僕みたいに細かく指示するということがないのだと思います。

 

これで一気に萎えてしまいました。


結局30分くらいでカットは終わりました。


散髪後はシャンプーとドライヤーをしてくれたので、そこはフランスよりはマシでした。

そして最後のポイント、服についた髪の毛を落としてくれるのか!

フランスほどではなかったですが、若干髪の毛が服についていました。彼女はそれに気づいてくれてドライヤーで全て落としてくれました!


キレられたこと以外は満足でした。


値段は2200フォリント、日本円だと800円前後とフォリントだと手ごろな価格です。

Biohairという美容室です。




ちなみに人気のある美容院だと、日本でもそうだと思いますが、予約が必須みたいなので要注意です。

 

といった感じでハンガリーの美容室を体験したわけですが、フランスの僕が言った美容室よりはサービスはよかったです。

ただ、やはりヘアケアの文化が違かったり、いくら英語が話せても自分が思い描く髪型を完璧に伝えるのは至難の業です。そういった思いから日本人美容師さんを探し、幸いにも見つけることができました。

 

とはいえ、何事も経験することは重要です。

 

ハンガリーの美容室に興味がある方はぜひ行ってみてください。

 

ハンガリーの首都ブダペストの危険地区を大公開

 

ブダペストはフランスのパリのように1区2区と区ごとに分かれています。

パリではセーヌ川を中心に放射線状に広がっていくのですが、ブダペストドナウ川を中心に放射線状に広がっていきます。

たとえば、1区2区だとブダペストの繁華街の区ということになり、5区6区だと繁華街に近い区になり、15区とかだと郊外を意味します。

僕は昔、17区という郊外に住んでいて、今は7区と市街地に住んでいます。




パリには危険な区というのが存在します。要は、治安が良くない区です。

それが18、19、20区です。

これらの区には移民が多く住んでおり、雰囲気も華やかなパリとは異なり、犯罪も多いようです。

フランス人ですら近寄らない区だとすら言われています。


そんな危険区がブダペストにもあります。

8区と9区です。


ただ、大前提としてハンガリーはフランスより治安のいい国です。

移民も少なく、犯罪も多くありません。(移民だけが犯罪を起こすとは決して言っていないのでご了承ください)


この8区と9区には教育を受けていないハンガリー人やロマ人が多く住んでいるようでスリなどの犯罪が多く起こるみたいです。



僕は8区にはたまに行きます。

というのも、駅前に外国語書籍の専門店があるのでよく仕事帰りに立ち寄ります。

駅前は人も多く、車やトラムも走っていて危険な感じはしません。


なので、8区が危険だということすら知りませんでした。


しかし、なぜ8区と9区が危険なのかを知ったのかというと、以前仕事終わりに話したハンガリー人が言ったからでした。


僕が8区によく行くという話をしたら、彼はあの地域は治安が良くないと言ってきました。

僕がその理由を尋ねると、教育を受けていない人やロマ人が多く住んでいてスリなどの犯罪が起こるからといっていました。



そう聞くと、日本人の多くは8区と9区はいかない方がいいなとか行ったら殺されるのではと想像するかもしれません。

しかし、まず前提として日本の治安の良さは異常だということです。


日本の治安と比べればハンガリーの治安はよくありません。

しかし、ヨーロッパの治安を考えればハンガリーの治安はいい方だと思います。



僕はたまたま昨日、8区に8年間住んでいるハンガリー人の男性と話しました。

彼は8年間住んでいて夜中に外出しても何の問題もなかったし、彼の彼女は8区のより治安の悪い地域に長い間住んでいたけど大丈夫だったといっていました。


また、8区や9区の治安も少しずつ改善されているようです。


その国の治安を考えるときに大切なことはいくつかあると思います。

まず、日本とは絶対に比較しないこと。

そして、ネットの情報だけを鵜呑みにしないでその地域に住む人に話を聞くこと。

最後に、実際に自分で行ってみることです。


僕はブダペストは8区や9区に限らず、どこの区でも夜中に1人で出歩くのは男ですけど怖いです。

というのも、大通りは車や人がいてにぎわっているので大丈夫ですが、大通りをはずれて一歩路地にはいると薄暗く、どんよりとした空気を感じます。


なので、もともと夜中に出歩くのが好きではない性格もあって、ハンガリーでは夜中に出歩くことはほとんどありません。


ただ、何度も言いますがハンガリーはヨーロッパの中では治安のいい国です。


なので、ハンガリーにお越しの方は心配し過ぎずに、でも自衛はしっかりと行って楽しんでください!!

ハンガリーでのアパートやシェアハウスの探し方

 

今回はハンガリーでのアパートやシェアハウスの探し方について書きたいと思います。

そもそもシェアハウスとはなにかというと、複数の人間で1つのアパートに一緒に住むというもので、メリットは家賃を折半できるので安く済みます。また、家具や料理道具、寝具などが最初からついているところがほとんどです。


デメリットは一緒に住む人とそりが合わないと結構きついです。

 

シェアハウスはキッチンやトイレ、冷蔵庫、お風呂は共同ですが自分の部屋は持てるタイプと自分の部屋すらなくすべて共同というタイプがあります。もちろん、後者の方が安いです。

日本では学生や若者はアパートに1人で住むことが多いと思いますが、ハンガリーの若者はシェアハウスを選択する場合がおおいです。


アパートやシャアハウスはネットで簡単に探すことができます。

ブダペスト、アパートもしくはシェアハウスとでもいれて検索すればアパートやシェアハウスの情報がまとまったサイトが出てきますし、Facebookグループにもブダペストのアパートやシェアハウス情報専用のグループがあります。

 

僕はこのサイトをよく使います!

www.apartmentsofbudapest.com



アパートやシェアハウスの情報が載ったサイトには、部屋の写真、広さ、場所、近くにある施設、家賃、光熱費やインターネット料金、デポジット、ルールなどの情報が書かれています。


たまに、女の子専用のなどもあるので注意が必要です。

もし、気に入った物件があったり、質問があればその物件のオーナーにメールを送ることができます。


また、直接物件を見学したい場合もオーナーに連絡をとればすぐに日程を調整してくれます。


ただ、1つ要注意なのがハンガリーでは契約は早い者勝ちです。

たとえば、午後4時に物件の見学を予約していて、そのあとに契約をしようと考えていても、ほかの人がその物件を午後3時50分に契約すればその物件はその人のものになります。


なので、いい物件があればすぐにオーナーに連絡を取り、見学の予約をすることが必須です!


契約する際はパスポートと1か月分の家賃とデポジットとして家賃2か月分のお金があればその場で契約できます!

ちなみに、デポジットは契約期間が終了し、借りた部屋に異常がなければ全額返金されますが契約期間前に部屋を退去したり、傷などの異常があると返金されません。


簡単ですが、その分しっかり物件をチェックして質問があればすべて聞くことが大切だと思います。

 

参考までに僕の部屋のスペックと家賃を最後に載せておきます。

 

シェアハウスでキッチン、風呂、洗濯機、冷蔵庫、洗面所は共同で自分の部屋があります。部屋にはすでにベッドや棚、机、椅子、枕、布団、ハンガーなどが最初からありました。

また、フライパンや包丁なども共同ですが、使用可能です。部屋の広さは1人分にしてはかなり広くベッドと机を2つおいてもかなり余裕があります。

 

家賃は1カ月でネット、水道費、光熱費など全て込みで84500ftとブダペストの中心地ではかなり安いです!

 

【最新版】東ヨーロッパの国、ハンガリーの永住権取得方法!

 

以前、

japangary.hatenablog.com

という記事を書き、ありがたいことに多くの方に読んでもらえるようになりました。

 

しかし、ハンガリー政府がいろいろ法律を変更し取得方法が変更されたので今回は最新版の永住権取得方法を書きたいと思います!(情報はハンガリーにあるビザ申請サポート会社から聞きました)

 

以前は投資永住権というハンガリーで50万ユーロ以上(以前は25万ユーロだった)の特別国債(5年物国債)を購入することで取得できる永住権(居住実績は問わないが売却するなどで手放した瞬間に永住権は剥奪される)というものがあったのですが、2017年の3月で受付が終了してしまったので、永住権取得方法は以下の1つです。

 

永久滞在許可証

合法的な滞在許可を有しながら合計で3年以上ハンガリーに住み、健康に不安がなく犯罪歴などもないひとが取得できる永住権ですが、ビザサポート会社によると最近は申請しても承認されるかどうかの判断がかなり厳しくなったとのことです。

 

以下の条件に当てはまる人が申請できます。

① 3年以上ハンガリーに住み、健康に不安がなく、犯罪歴がない

② 貯金残高が400万フォリント以上ある

ハンガリーとの強い結びつきがある(例:ハンガリーの資産、高いハンガリー語力、

  ハンガリーの大学の学位)

④ 3年間で270日以上の海外への渡航および滞在歴がないこと

 

以上の条件を満たして初めて申請ができますが、テロや移民、難民問題で揺れる昨今、申請してもおりるかどうかはわかりません。

 

興味がある方やもっと情報が欲しい方は僕が以前お世話になったハンガリーのビザ申請サポート会社の連絡先を載せておくので聞いてみてください!

 

Andrea Hajdu

Settlers Relocation Kft.

1122 Budapest, Maros utca 12.

 

Phone and fax: +361 212 5146

Mobil+3620 4800081

E-mail: vandi@settlers.hu

 

ひろゆきさんの動画から見るフランス語通訳者の凄さ

 

2チャンネルの開設者で現在はフランスに住んでいるひろゆきさんがフランスの歴史人口学者のエマニュエル・トッドさんにインタビューをする動画を見た。

 

www.youtube.com

 

エマニュエル・トッドさんの著書はいくつか読んだことがあり、この人の意見には賛成できないこともあるが考え方や着眼点は面白いと思う。このインタビューも非常に興味深かった。

 

しかし、それ以上に僕の目を惹いたのは通訳の方だった。

 

おそらくプロ歴が長い通訳の方だと思うのでフランス語の発音や言い回しはもちろんネイティブレベルだった。また、政治や社会に関することがテーマだったのでルペンやマクロン、メランションといった政治家の名前やFNといった政党の名前、また極右や極左などの専門用語も当然ながらインプットされていた。

 

僕がすごいと思ったのはプロとしては当たり前であろう発音や語彙力ではなく、この通訳の方の日本語力だった。

 

エマニュエル・トッドさんのフランス語、しかも政治や社会に関する難しいフランス語を非常に自然でかつ明確な日本語に通訳してあってとにかくびっくりした。

 

僕も日本語と英語間の通訳を仕事でしたことがあるが、日本語から英語に訳すのはそれほど難しくないが、英語から日本語に訳すのは難しい。というのも、相手が言ってきた英語を間髪入れずに自然な日本語の文章にするというのは容易なことではないからだ。

 

そういえば、浪人時代に出会った予備校の英語の先生は「英語を訳すときは日本語の美しさを考えろ」と常々言っていた。大学時代のフランス語の先生も同じことを言っていた。

 

自分が外国語を使って通訳や翻訳の仕事をするようになってこの意味がよく分かるようになった。

 

外国語を勉強するようになるとどうしても外国語にだけ集中しがちだが、日本語も同時に鍛錬しなければならない。特に通訳や翻訳など2つの言語を使う場合はなおさらである。

 

僕もプロを目指す以上は英語やフランス語力だけでなく、日本語力ももっとつけていきたい。

 

そういえば、以前安倍総理プーチン大統領の会談の動画を見たが、その時にプーチン大統領の通訳者にびっくりした。顔はわからないが、声からしてロシア人であろう。

日本語のレベルが驚くほど下手であった。僕が説明するよりも動画を見た方が早いだろう。こんなレベルで大統領クラスの通訳者になれるのかとある意味うらやましく思った。

 

youtu.be

 

2018年4月23日追記

この通訳の方は大野舞さんという方のようで「中学、高校をフランスの現地校で過ごし、日本で社会学修士号取得。東京でIT営業になるも、社会人類学の博士課程に進学するため退職。ところがそこで双子を妊娠し、現在子育てをしながらパリにある出版社に務める」という経歴をもっているようである。

 

なるほど、中学高校とフランスで過ごし、現在はフランスの出版社に勤めているというのだからフランス語がこれだけ話せるのは当然だが、同時にこれだけ的確な日本語訳ができるのは言葉を扱う出版社に勤めているからだろうか?

 

 

ヨーロッパフリーランス物語 ハンガリーのゲーム会社で翻訳の仕事をした話 後編

 

後編を読む前に・・・

 

前編はこちらから

japangary.hatenablog.com

 

中編はこちらから

japangary.hatenablog.com

 

 

ゲームのテスターの仕事は体力が必要だ。

全てのシナリオとミッションをプレイし、バグがないかをチェックする。

もしも、バグを見つけたらその画面をスクショし、どのシーンでどんなバグが発生したのかを報告する。

 

しかし、ここで問題が発生した。

僕はこのゲームが壊滅的にへたくそだったのだ。

アクションのゲームで日本のゲームに例えるなら戦国無双のような感じで敵をどんどんと倒していくのだが、とにかく敵の数が多い。

難易度を1番低いやつに設定したのだが、それでも序盤で数十回死んでしまい、全くシナリオが進まない。

業を煮やした僕は会社にメールを送ると、これを使えとチートを教えてくれた。

 

すぐさまチートを入力すると、敵は攻撃してこないし、こっちの攻撃1発でザコ敵はもちろんボスも倒せるようになった。このチートのおかげでテスターの仕事はぐんと捗り無事に翻訳とテスターの仕事を期日までに終わらせることができた。

 

仕事が終われば残るは報酬だ。

 

実は仕事を始める前にあらかじめ20万フォリント(10万円)で合意をしていた。しかし、翻訳ファイルのあまりの量と翻訳の変更を何百か所もしたので僕は報酬額の引き上げを考えていた。

事前にメールでそのことを伝えると向こうも応じてくれるとのことだった。

 

僕は報酬を20万フォリントから30万フォリントにしてもらおうと思っていた。

 

実は報酬の交渉をするのは初めてだったが、作戦を立てた。それは、あらかじめ大きな額を言っておき、そこから徐々に引いていき希望の額でストップさせるというものだった。

 

どういうことかというと、希望額は30万だが40万と言っておき、相手が難色を示したら39、38、35、32と徐々に額を減らしていき、30で受け入れてもらうというものだ。

 

我ながらいい作戦だと思った。

 

そして、いざ交渉の場へ。

社長がいくらがいいのか聞いてきたので「40万」と答えると、当初の報酬の倍だったのでさすがに驚いた表情をしたが、数秒考えた後でまさかのOKサインを出した。

 

というわけで、自分もびっくりだが当初の倍の報酬を得て、僕のゲーム会社での仕事は終わった。

 

そう僕のこの作戦のもう1つのメリットは相手が最初に提示した大きな額を受け入れる可能性があるということだ。

 

日本人は謙虚なのであんまり大きな額を言うと印象悪くなるかなとかもう仕事をくれなくなってしまうかななどとネガティブに考えがちだが、ビジネスの場では立場は対等だ。むしろ、ここで強気で臨まなければなめられる。

 

実際、僕は今でもこの企業と仕事をしており、この夏はこのゲームのバージョン2の翻訳とテスターの仕事をした。

 

もしも、気になる企業があればメールを送り、社員やバイトを募集していないか聞いてみるといいだろう。何事も挑戦あるのみだ!