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タジキスタンへ在外公館派遣員として就職した先輩&黒田龍之介先生の話

 

 

久々に卒業した大学のホームページを見ると卒業した国際教養学部の在学生インタビューのページが更新されていたので思わずクリックした。

 

すると、以下のインタビューページが出てきた。

 

在学生・卒業生の声 | 中京大学 入試情報サイト ネットキャンパス

 

ロシアに国費留学制度を使って2年間留学し、帰国後就活し外務省のタジキスタン派遣員に就職。僕にとってはいろいろな意味でうらやましいキャリアである。

 

 

うらやましいポイント①

 

僕は国際教養学部に入学しフランス語を専攻した。

 

そして、在学中に学校の選考試験をパスし1年間フランスに留学した。

 

しかし、卒業後はハンガリーの会社に就職したためフランス語を使う機会はほとんどない。

 

機会があるとすれば、職場にチュニジア人の友達が1人いるので彼とフランス語で雑談する時くらいである。

 

要は、せっかく日本の大学で3年間、フランスの大学で1年間フランス語をやってそれなりに使えるようになったのに卒業後は使う場面がほとんどないのでレベルがどんどん落ちてしまう。

 

その点、この先輩はロシア語圏であるタジキスタンに就職でき、ロシア語を毎日使うことができる。うらやましい限りだ。

 

 

うらやましいポイント②

 

もう1つのうらやましいポイントはロシア語を高いレベルで話せることである。

 

ロシア語は難解な言語として知られている。

 

そもそも文字が英語やフランス語とは違う。

 

キリル文字というグネグネした文字でロシア語をマスターするためにはこの文字の発音を覚えなければならない。

 

キリル文字をマスターして初めてロシア語のスタートラインに立ったと言える。

 

何を隠そう僕もロシア語を1年間やっていた。

 

動機は好きなロシア人の女の子がいたからと不純なものだったが、多言語学習者の僕からしたら難解と言われるロシア語には一度でいいから挑戦してみたかった。

 

幸い、この大学にはロシア語専攻がありウクライナ出身でノリのいい関西弁を話す女の先生がいたためその先生にお願いし、週1回1時間のマンツーマンレッスンをお願いした。

 

先生は快く受けてくれ1年間続いた。語学学校に通えば何十万あるいは何百万もかかるので、無料で1年間毎週1時間のマンツーマンレッスンをしてくれたその先生には今でも感謝している。

 

確かにロシア語は難しかった。

キリル文字もさることながら語彙や文法がややこしかった。

 

それでも1年間やった結果、キリル文字は読めるようになりロシア語の簡単な文章もなんとか読めるようになった。そして、現在形の日常会話であればなんとか先生とできるようになった。

 

僕のフランスへの留学が決定したため1年間でマンツーマンレッスンは終わってしまいフランス留学中はロシア語を使う機会は皆無で帰国後も再開していない。

 

おそらく今はキリル文字を読むことさえできないだろう。

 

そんな難解なロシア語を高いレベルで使いこなせるのは本当にうらやましいし憧れる。

 

 

 多言語学習者にとっての神様、黒田龍之介先生

 

実は、好きなロシア人の女の子ができる前に僕はロシア語に少なからず憧れを抱いていた。

 

それは黒田龍之介先生の本を読んだからである。

 

黒田龍之介先生というのはロシア語学習者ならもちろん、多言語学習者にとっても神様として知られているひとである。

 

もともとはロシア語の研究者であるのでロシア語を話せるが、それ以外に何ヶ国語も話すことができるまさに多言語学習者にとって神様のような存在の多言語話者の先生である。

 

そんな黒田先生はロシア語をはじめ様々な外国語に関する本をいくつも出されている。

 

その本の中でロシア語の魅力、フランス語の魅力、スペイン語の魅力など様々な言語への魅力がこれでもかと書かれていて読んだらその言語を勉強したくなるのは間違いなしである。

 

たとえば、こんな本たちである。

 

『寄り道ふらふら外国語』

 

"英語のホラー小説をフランス語で読む。フランス映画を観てスペイン語が勉強したくなる。外国語の魅力はそれぞれの地域を越えて広がっていく。道草だからこそ味わえる面白さがある。ヨーロッパ4言語(フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語)の新たな楽しみ方満載"

 

  

チェコ語の隙間』

 

"寄り道ふらふら東欧諸語。チェコ語だけじゃなく、ポーランド語、クロアチア語ブルガリア語などなど、ヨーロッパ東部の言語世界を綴る語学エッセイ"

 

 

 

『ぼくたちの外国語学部』

 

"「外国語を学ぶ」とは?外国語学部とは何か、外国語学部生とはどういう大学生か、そもそも現代日本にとって外国語とは何か。単なる大学生の日常を描写したエッセイとも、外国語学部論にも読める本"

 

 

Amazonに書かれている内容説明を読むだけでも語学が趣味の人間は興味をかきたてられるのではないだろうか。

 

また、海外旅行が好きという人も黒田先生の本は楽しく読めると思う。

 

僕は黒田先生の本はすべて読んだ。

 

ここで紹介した3冊はその中でおすすめの本なので興味がある方はこの3冊をまずは読んでみてほしい。

 

 

そんな黒田先生が新刊を出したようである。

 

『寝るまえ5分の外国語』

 

"文法や会話表現だけでなく、新たな世界の魅力まで教えてくれるおすすめのゴガクショ。

書店の語学書コーナーを端から端まで眺めているとアヤしまれる。世界の絵本や小説を読むことは奨励されるけど、さまざまな外国語に興味を持つのは珍しいのかも。でも、いろんな言語について読む楽しみもある。各言語の語学書(ゴガクショ)には文法や会話表現だけでなく、それぞれの世界の魅力が詰まっている。著者曰く「語学書は文学書と同じように、ときに感動することもある。目の前に新しい世界がどんどんと広がっていく感動。そんな語学書もあるのだ」。さあ、ゴガクショを読もう"

 

 

どうやら語学書に関する本である。

 

激しく読みたい!!!!(笑)

 

しかし、ハンガリーの書店ではもちろん取り扱いはなく・・・

 

電子書籍もまだ出ていない。

 

餌を前に「待て!」と命令されている犬の気持ちが今ならわかる。