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「懲役30日」を通して考える死刑制度は廃止すべきなのか?

 

 

とある尼さんが「死刑制度を推進する人は人を殺したがる馬鹿者だ」といった趣旨の発言をして死刑制度廃止を訴え炎上したのは多くの人が知っているだろう。

 

死刑制度の是非は常に議論されている。

 

そもそもなぜ死刑は存在するのだろうか?

 

歴史的なことではなく精神的なことを考えると、それが最大の犯罪抑止力になるからだと思う。つまり、極めて残虐なことをすれば死刑になるからするなよというメッセージになる。

 

公開処刑はまさにそれである。残忍な処刑を人前で行うことで恐怖心を植え付け悪いことをさせないようにするのである。

 

また実際の例を出すと、フィリピンがそうである。フィリピンの大統領のドゥテルテ氏は麻薬の取り締まりを大幅に強化し、麻薬犯罪者を見つけるとその場で銃殺した。

 

すると、見つかっていない麻薬犯罪者たちがそれに恐れをなして次々に自首したという。

 

 

要するに、罪人自身に自分の罪の重さを気づかせる側面や被害者に罪を償う側面ももちろんあるが、それ以上に犯罪抑止力としての側面が大きいということである。

 

 

死刑に代わる犯罪抑止力はあるのか?

 

では、死刑に代わる人の命を奪わない犯罪抑止力は生み出せないのだろうか。

 

世にも奇妙な物語という大人気番組で昔面白い話が放送されていた。「懲役30日」というタイトルの話である。

 

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凶悪犯罪を繰り返した大量殺人犯(三上)が逮捕されるが
裁判の判決は何故かたった懲役30日の刑。
死刑を免れしかもわずか30日で済むと聞いて
歓喜する三上。

刑務所に着くと突然怪しい薬を投与されたり
ヒドイ扱いを受ける。
「たった30日ガマンすりゃ・・・」
しかし毎日拷問の様な仕打ちを受け続け心身共にやつれていく。
限界間際の中、遂に待ち焦がれた30日目がやってくる。

しかし薄暗い部屋に連れられ電気イスの上に座らせられる。
「そんな甘い話があるか」冷たい言葉が発せられ
電流が流される・・・

・・・ふと三上が目を覚ますと、そこは刑務所に着いた最初の日、
怪しい薬を投与されて、まだたったの5分しか経ってない!
30日分の地獄を味あわす新種の幻覚剤がその薬の正体であった。
「よせ!やめてくれ!」三上の言葉も届かず次の薬が注射されていく・・・

30日後、
三上を迎えに来た相棒の女の前で刑務所から一人の男が出所してくる。
白髪となりミイラの様に痩せこけ廃人と化した三上であった。
相棒の女はうつろげに歩く彼に気付かずにずっと待ち続ける・・・

 

というのがストーリーである。少し補足すると、舞台は死刑制度を廃止した日本。死刑制度を廃止したため刑務所の罪人収容能力は限界に達し終身刑も行えなくなってしまった。そこで死刑や終身刑に代わる刑罰として懲役30日が始まったという設定である。

 

この刑罰の最大の特徴は精神的には死以上の苦しみを何度も味わわされるにも関わらず身体的には死ぬことができず生かされるというところである。つまり、死刑以上に厳しい刑罰だと思う。

 

実際に日本で導入されれば間違いなく死刑や終身刑よりも効果的な犯罪抑止力になるだろうし、罪人本人に自らの罪の重さを理解させるにはこの上ないものだと思う。

 

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