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電通の事件で日本の働き方の伝統すべてを否定するのはおかしい

ビジネス街5番地

 

 

 

電通のニュースを友人のハンガリー人に見せたらびっくりしていた。

 

「仕事で自殺するなんて馬鹿だよ 。なんで彼女は辞めなかったんだよ?」と言っていた。

 

日本でも似たような意見は山ほどあるからそれを仕事=苦痛だという考えをもっているヨーロッパの友人が言っても驚きはない。

 

青山繁晴先生が「なんで辞めなかったのか」という意見は山ほどあるが、辞めることができないように精神的に追い込んでいったことこそが最大の問題だと言っていたがまさにその通りだと思った。

 

ただ、果たして周りだけが原因なのかとも同時に思った。

 

日本人はまじめで責任感が強い人が多い。

 

自分が今ここでやめてしまえば会社や周りに迷惑をかけることになるという強い責任感をすでに持っていたとしたら周りが追い詰めなくても辞めなかったのではないかとも思う。

 

日本人の真面目さや責任感は美徳である。しかし、たとえば海外では真面目さや責任感なんて評価されない。

 

その過程がいかに不真面目であっても結果を出せば評価される。

 

日本では結果はもちろん大切だが過程も重視される。そして、それこそが日本を世界有数の経済大国にした理由の1つだと思う。

 

1という結果を求められた時に海外では過程が不真面目であっても1を結果として出せれば評価される。

 

一方、日本人は1を結果として出すのは当たり前だが、過程の段階でも真面目に取り組むので1でいいところを1.5や2のものを結果として出すことができる。それが積み重なり今日の日本を作り上げたと言える。

 

そして、プロジェクトの途中で辞めてもお咎めないだろう。

 

どっちの考え方がいいのかは人それぞれ意見があるだろう。

 

「日本は働き方を見つめなおさなければならない」とか「電通軍国主義の時代にできた会社でそんな会社が幅を利かせている今の日本は軍国主義なんだ」といった意見もあった。

 

確かに、日本はもっと多様で自由な働き方を受け入れていくべきだし、電通がやったことはどんな理由があれ許されることではない。

 

しかし、だからと言って日本の働き方の伝統すべてを否定するのは間違っていると思う。

 

冒頭にも書いたように、日本人の真面目さや責任感の強さは美徳である。

 

そして、そういった日本人の美徳と日本企業が戦後すべてを失った日本を立て直したのは紛れもない事実である。

 

もちろん、悪しき部分は捨てるべきだが伝統の中にもいい部分は山ほどある。

 

それを見極め、伝統のいい部分と新しいもののいい部分を合わせることが重要なのだろう。

 

 

 

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