ハンガリーから発信中

世の中はおもしろい出来事であふれている

フランス新大統領マクロンは祖国を正しい方向へ導けるか?~フランスが抱える自由と責任のジレンマ~Ⅳ

  

フランス革命から革命後の混乱はフランスだけに特質するものではない。中東でも同じことが起こった。いわゆる、アラブの春である。

 

アラブの春とは、2010年チュニジアで起こったジャスミン革命を発端に中東、アフリカで次々と革命が起こった一連の流れのことである。

 

彼らが要求していることはフランス革命時のフランス国民と同じで独裁の打倒と自由である。革命は成功し、多くの国で独裁者が処刑され、市民たちは自由を手にした。

 

当時、世界中のメディアは革命に賛同し、自由を手にした市民たちを英雄のように扱った。日本のメディアも同じで、この革命を称賛し、中東に平和が訪れると書き立てた。

 

あれから6年経ったが、現状はどうなっているのだろうか。アラブの春以降、中東やアフリカではISISをはじめとする様々なテロ集団が出現し、多数のテロを行っている。

アラブの春以前とそれ以降を比較すれば、いかにテロ集団やテロ行為が増えたのかが明らかである。つまり、革命はチュニジアを除き失敗したのである。自由をはじめて手にしたものはそれを行使し、自由に溺れていく。自由という権力を手にしたものはそれを手放そうとはしない。手放せば最後、再び独裁が待っているからである。

 

フランス革命時のフランス国民は自由をコントロールできなかったことを潔く認め、その権利を放棄した。その行為自体は立派だったと言える。

 

他方、今日の中東やアフリカの市民たちは自由をコントロールできず、責任も負うことができないのにも関わらず、自由という権利を放棄しようとしない。最も悪質な行為である。

 

自由はそれを正しくコントロールでき、かつ責任を負えるものだけに与えられる権利である。それができないのであれば放棄するべきである。<続く>

 

お知らせ

 

メルマガ『世界から発信中』始めました!

ブログの右にあるリンクから登録できます。

 

ブログでは書けなかったハンガリー生活の裏話や小話、語学、時事ニュース、旅、恋愛などなどブログ以上にぶっちゃけて書いています!

 

ぜひ登録よろしくお願いします。