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ハンガリーから発信中

世の中はおもしろい出来事であふれている

フランス人の奥様との結婚&育児生活を描いた『嫁はフランス人』は爆笑間違いなしの1冊

元図書委員の部屋

 

『モンプチ 嫁はフランス人』

作者:じゃんぽ~る西

ジャンル:エッセイ漫画

ページ:168

巻数:全2巻

出版社:祥伝社

出版日:2015/07/08

価格:950円

Kindle版:あり(648円)

 

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日本が大好きなフランス人の奥様との結婚&育児生活を描いたエッセイ

 愛が大事なフランス人ד愛が苦手”な日本男子の
イクメン奮闘記!!

授乳もオムツ替えも得意な夫。
そんな彼が唯一慣れなかったものは...?

フランス人の妻を持つ著者が描く、
爆笑必至のイクメン・エッセイ!

語学誌で連載中の『フランス語っぽい日々』のほか
特別描き下ろしも同時収録!!(Amazonより)

フランス人の奥様との日本での結婚と育児生活を描いたエッセイ漫画で、随所に日本とフランスの文化の違いや考え方、捉え方の違いなどが描かれている。フランスに行ったことある人やフランスが好きな人がこの漫画を開けばあるあると共感しながら楽しく読めること間違いなしである。また、フランスに行ったことがない人には日本とフランスの文化や考え方の違いが新鮮に感じられ、楽しく読めるだろう。

 

この作品では子供がどうやって言葉を習得していくのかということも書かれている。普段、家では日本人の西さんは日本語でお子さんに話しかけ、フランス人の奥様はフランス語で話しかけている。すると、その子供は1つのモノに対して2通りの言い方を習得する。例えば、‟犬”と‟Chien”である。そして、この2通りの言い方を子供なりに自分の頭の中で整理して発音が簡単な方や単語が短いほうなど使いやすいほうを選択するようである。なので、‟犬”と‟Chien”の場合は短くて発音がしやすい‟犬”という単語を犬をみた時に使うようである。

一方で、フランス語の単語の方が使いやすければ日本語の単語ではなくフランス語を選択するようである。これは言語学に興味がある僕にとっては非常に興味深いことだった。子供も子供なりに自分の頭の中で考えて生きているのである。いやむしろ子供の柔軟な頭だからこそできる技なのかもしれない。

 

また、言語習得は環境も重要なようで、今までは西さんには日本語で返事をし奥様にはフランス語で返事をしていたのが、保育園に行くようになり日本語にふれる機会が圧倒的に多くなってからは奥様にも日本語で返事をするようになったようである。子供をバイリンガルにするのは一筋縄ではいかないようである。

 

日常のなんでもないことでも興味深いことや新しい発見がつまっている

この作品で取り上げられていることの大半は普段の日常生活である。そして、普段の日常生活で波乱万丈なことはそうそう起きない。つまり、この作品では誰もが体験したことがあることあるいはこれから多くに人に起こるであろうことが描かれている。要は、普通の出来事が描かれているのである。

 

にもかかわらず、読者はこの作品に魅了され、気づいたら爆笑している。それは、西さんの普通の日常生活の捉え方が理由だと思う。どんな些細なことでも興味深いことや新しい発見がつまっている。それを相手に魅力的に伝えるにはそれなりのスキルがいる。たとえば、『すべらない話』という番組があるが、あれも要は日常の些細なことである。それをいかに相手に興味を持ってもらうように話すか、またつまらないことであっても面白く話せるかはその人の力量なのである。会場が大爆笑した話であってもそういったスキルがない人が話せばただの普通の話になるだろう。

 

そういう意味で西さんの漫画には日常の普通のことを面白く、魅力的に伝える力があると思う。そして、そういった捉え方が自分の人生を明るく豊かにする方法の1つなのかもしれない。

 

 

<メルマガ廃刊とnote始めました>

メルマガ『世界から発信中』はこの度廃刊が決まりました。ご愛読ありがとうございました!

その代わりと言ってはなんですがnoteを始めました。そこで「フランス留学記」を連載しているのでよかったら遊びに来てください。

 

https://note.mu/japangary/m/mfe40c2334265