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ヨーロッパフリーランス物語 ハンガリーのゲーム会社で翻訳の仕事をした話 後編

 

後編を読む前に・・・

 

前編はこちらから

japangary.hatenablog.com

 

中編はこちらから

japangary.hatenablog.com

 

 

ゲームのテスターの仕事は体力が必要だ。

全てのシナリオとミッションをプレイし、バグがないかをチェックする。

もしも、バグを見つけたらその画面をスクショし、どのシーンでどんなバグが発生したのかを報告する。

 

しかし、ここで問題が発生した。

僕はこのゲームが壊滅的にへたくそだったのだ。

アクションのゲームで日本のゲームに例えるなら戦国無双のような感じで敵をどんどんと倒していくのだが、とにかく敵の数が多い。

難易度を1番低いやつに設定したのだが、それでも序盤で数十回死んでしまい、全くシナリオが進まない。

業を煮やした僕は会社にメールを送ると、これを使えとチートを教えてくれた。

 

すぐさまチートを入力すると、敵は攻撃してこないし、こっちの攻撃1発でザコ敵はもちろんボスも倒せるようになった。このチートのおかげでテスターの仕事はぐんと捗り無事に翻訳とテスターの仕事を期日までに終わらせることができた。

 

仕事が終われば残るは報酬だ。

 

実は仕事を始める前にあらかじめ20万フォリント(10万円)で合意をしていた。しかし、翻訳ファイルのあまりの量と翻訳の変更を何百か所もしたので僕は報酬額の引き上げを考えていた。

事前にメールでそのことを伝えると向こうも応じてくれるとのことだった。

 

僕は報酬を20万フォリントから30万フォリントにしてもらおうと思っていた。

 

実は報酬の交渉をするのは初めてだったが、作戦を立てた。それは、あらかじめ大きな額を言っておき、そこから徐々に引いていき希望の額でストップさせるというものだった。

 

どういうことかというと、希望額は30万だが40万と言っておき、相手が難色を示したら39、38、35、32と徐々に額を減らしていき、30で受け入れてもらうというものだ。

 

我ながらいい作戦だと思った。

 

そして、いざ交渉の場へ。

社長がいくらがいいのか聞いてきたので「40万」と答えると、当初の報酬の倍だったのでさすがに驚いた表情をしたが、数秒考えた後でまさかのOKサインを出した。

 

というわけで、自分もびっくりだが当初の倍の報酬を得て、僕のゲーム会社での仕事は終わった。

 

そう僕のこの作戦のもう1つのメリットは相手が最初に提示した大きな額を受け入れる可能性があるということだ。

 

日本人は謙虚なのであんまり大きな額を言うと印象悪くなるかなとかもう仕事をくれなくなってしまうかななどとネガティブに考えがちだが、ビジネスの場では立場は対等だ。むしろ、ここで強気で臨まなければなめられる。

 

実際、僕は今でもこの企業と仕事をしており、この夏はこのゲームのバージョン2の翻訳とテスターの仕事をした。

 

もしも、気になる企業があればメールを送り、社員やバイトを募集していないか聞いてみるといいだろう。何事も挑戦あるのみだ!

 

 

 

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