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ハンガリーの首都ブダペストの危険地区を大公開

 

ブダペストはフランスのパリのように1区2区と区ごとに分かれています。

パリではセーヌ川を中心に放射線状に広がっていくのですが、ブダペストドナウ川を中心に放射線状に広がっていきます。

たとえば、1区2区だとブダペストの繁華街の区ということになり、5区6区だと繁華街に近い区になり、15区とかだと郊外を意味します。

僕は昔、17区という郊外に住んでいて、今は7区と市街地に住んでいます。




パリには危険な区というのが存在します。要は、治安が良くない区です。

それが18、19、20区です。

これらの区には移民が多く住んでおり、雰囲気も華やかなパリとは異なり、犯罪も多いようです。

フランス人ですら近寄らない区だとすら言われています。


そんな危険区がブダペストにもあります。

8区と9区です。


ただ、大前提としてハンガリーはフランスより治安のいい国です。

移民も少なく、犯罪も多くありません。(移民だけが犯罪を起こすとは決して言っていないのでご了承ください)


この8区と9区には教育を受けていないハンガリー人やロマ人が多く住んでいるようでスリなどの犯罪が多く起こるみたいです。



僕は8区にはたまに行きます。

というのも、駅前に外国語書籍の専門店があるのでよく仕事帰りに立ち寄ります。

駅前は人も多く、車やトラムも走っていて危険な感じはしません。


なので、8区が危険だということすら知りませんでした。


しかし、なぜ8区と9区が危険なのかを知ったのかというと、以前仕事終わりに話したハンガリー人が言ったからでした。


僕が8区によく行くという話をしたら、彼はあの地域は治安が良くないと言ってきました。

僕がその理由を尋ねると、教育を受けていない人やロマ人が多く住んでいてスリなどの犯罪が起こるからといっていました。



そう聞くと、日本人の多くは8区と9区はいかない方がいいなとか行ったら殺されるのではと想像するかもしれません。

しかし、まず前提として日本の治安の良さは異常だということです。


日本の治安と比べればハンガリーの治安はよくありません。

しかし、ヨーロッパの治安を考えればハンガリーの治安はいい方だと思います。



僕はたまたま昨日、8区に8年間住んでいるハンガリー人の男性と話しました。

彼は8年間住んでいて夜中に外出しても何の問題もなかったし、彼の彼女は8区のより治安の悪い地域に長い間住んでいたけど大丈夫だったといっていました。


また、8区や9区の治安も少しずつ改善されているようです。


その国の治安を考えるときに大切なことはいくつかあると思います。

まず、日本とは絶対に比較しないこと。

そして、ネットの情報だけを鵜呑みにしないでその地域に住む人に話を聞くこと。

最後に、実際に自分で行ってみることです。


僕はブダペストは8区や9区に限らず、どこの区でも夜中に1人で出歩くのは男ですけど怖いです。

というのも、大通りは車や人がいてにぎわっているので大丈夫ですが、大通りをはずれて一歩路地にはいると薄暗く、どんよりとした空気を感じます。


なので、もともと夜中に出歩くのが好きではない性格もあって、ハンガリーでは夜中に出歩くことはほとんどありません。


ただ、何度も言いますがハンガリーはヨーロッパの中では治安のいい国です。


なので、ハンガリーにお越しの方は心配し過ぎずに、でも自衛はしっかりと行って楽しんでください!!