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海外のコールセンターで働くにはどのくらいの語学力が必要なのか?

 

海外で働くには最低限英語が話せなければならない。

しかしながら、どの程度の語学力が必要なのかは職種によって異なる。

 

例えば、アメリカのスーパーでレジとして働くのと日本語と英語の通訳として働くのとでは求められる英語力は当然違う。

 

今回は海外のコールセンターで働くにはどの程度の語学力が必要なのかを僕の経験を基に書きたい。僕はハンガリーのIT企業でフランス語担当として働いているが、英語でも他の言語でも変わらないと思う。

 

そもそもコールセンターはどんな仕事か?

僕は日本のコールセンターで働いたことがないので違いがわからないが、おそらく大きな違いはないだろう。ヘッドフォンにマイクがついたヘッドセットを使い、お客さんからの電話に対応するというのが主な仕事だ。

 

問い合わせ内容は職種によって異なるが、僕の場合はIT系がメインで時には相手のパソコンにリモートコントロールでアクセスして、エラーを直すこともある。当然、電話の開始から終わりまでは全てフランス語だ。

 

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求人票に記載されてある求められる語学力は?

僕の会社の求人票には最低限の必要な語学力が記載されており、どの言語でもB2以上になっている。

 

B2レベルというとフランス語検定で置き換えると準1級以上。

 

また、自身の語学力がB2レベル以上であることを証明できるものがあれば、海外の大学に入学するときに語学試験が免除される場合がある。なので、B2レベルとは海外の大学の授業を受けられるレベルだと考えればいいだろう。

 

 

実際に必要な語学力は?

しかしながら、B2レベルというのはあくまでも総合的なレベルである。

外国語の試験には、読解、聴解、会話、作文の4つのセクションがあり、その合計で判断される。

 

しかしながら、コールセンターでの仕事は聴解と会話がメインのため、極端なことをいえば読解と作文が全くできなくても問題ないのである。また、反対に作文と読解のレベルが極めて高くても話す聞くが出来なければ働けないということである。

 

したがって、B2レベルというのはただの指標でしかなく実際に必要な語学力とは異なることを覚えておく必要がある。

 

では、コールセンターで働くためには必ずしも話す聞くの能力が海外の大学の授業を受けられるくらいのレベルがないとNGかというとそうでもない。学術的な内容は難しくてわからないけど、日常会話なら遜色なくできるのであれば後は会社のトレーニングと実地練習でどうにかなるものである。

 

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文法の間違いは気にしなくていい

よく、日本人は外国語を話したり、書いたりする際に文法の間違いを気にしがちだが、その前に考えてほしい。

 

あなたが今話したり、書いたりしている日本語は文法的に完璧なのだろうか?言葉の使い方や漢字にもミスはないのだろうか?

 

おそらく、ほとんどの人が話したり書いたりしている日本語には文法の誤りがある。しかし、我々はそんなことを気にしない。

 

外国語でも同じである。たとえ、文法に間違いがあってもそれが大きな間違いでない限り相手は指摘しないし、会話もスムーズに進む。

 

なので、文法の誤りなどそこまで気にする必要はない。