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ロシア語はおそロシア?! 決断編

 

流暢な関西弁混じりの日本語を話すウクライナ人の先生との週1回のマンツーマンレッスンは順調にいっていた。

僕のロシア語はメキメキと上達し、ある程度の会話ならできるようになったいた。


そんな僕をみた先生がロシア語検定5級の受験を勧めてくれた。


また、来年から正規のロシア語の授業への編入も勧めてくれた。



僕の学部では自分が専攻する言語以外の言語の授業に出ることは(理由はわからないが)NGだった。なので、僕の場合はフランス語以外の授業に出ることはダメだった。


しかし、先生は自分の授業であれば単位はでないが特別に聴講させてくれると言ってくれた。

ありがたい限りである。



僕は真剣にロシア語検定の受験を考え始めた。

その矢先、僕にとっては嬉しいもののロシア語学習にとっては悩みの種になる出来事が起こった。

フランスへの留学が決まったのである。


それが意味することはただ1つ。

フランスの大学の授業についていけるようにフランス語力を今まで以上にあげなければならない。ロシア語を続ければフランス語を練習するための時間が削られてしまう。


ロシア語検定への時間なんてとてもじゃないが割くことができない。


僕は先生に相談し1つの決断を下した。

それはロシア語検定は受けず、マンツーマンレッスンのスピードを少し遅くするということだった。

せっかくロシア語を半年近くやって、それなりに話せるようになったので少しでもロシア語力をキープしたかった。


そんなわけで、留学までの半年間はフランス語とロシア語を並行して練習した。


そして、留学前の最後のレッスンが終わった。


マンツーマンレッスンをお願いしてから1年間。僕のロシア語は最初とは比べ物にならないほど向上した!


最初は四苦八苦していたキリル文字もすらすらと読めるようになった。しかし、留学中にロシア語にふれる機会があるのかわからなかった。



3年の前期が終わり、8月になり夏休みが始まった。僕は9月に出発する。1か月間、フランス語とロシア語を並行して練習しつづけた。


そして、9月僕はフランスに飛び立った。

 

 

ハンガリーでケータイ電話のSIMカードを買ってみた Magyar Telekom編

 

ハンガリーには主にTelenor、TelekomそしてVodafoneの3社が利用されています。使う前にお金をチャージするプリペイドと使った分だけ支払うポストペイの2タイプがあり、駅などにある売店でも支払いが出来ますが、最近では現金の支払いしか受け付けていないようです。それぞれの電話会社のショップではクレジットでも支払いができます。

 

ちなみに、僕は現在、TelekomのプリペイドのSIMを使っているのですが正直言って未だに料金の内訳などシステムが一切わかりません。

 

英語で説明されても、彼女を連れて行って店員さんのハンガリー語の説明を英語に通訳してもらってもわかりません。

 

ですが、今回はTelekomのプリペイドSIMの購入を考えている方に少しでも役立てばという思いでTelekomのプリペイドSIMについてシェアしたいと思います。

 

プリペイドとは

プリペイドとは使う前にお金を支払い、支払った分だけ通信できる量をもらえます。例えば、僕の場合は3500FT支払い、4GB150MBをもらっています。

その分を使い切ってしまったらまたお店に行きチャージして、新しい通信量をもらうという仕組みです。

また、電話やメールは別途チャージが必要でチャージした金額から通話料やSMS料が引かれます。

それプラスSIMの基本料金が毎月かかります。僕の場合は900FTです。

 

なので、通信料+通話/SMS料+基本料という内訳です。

 

プリペイドの利点としては使いすぎて高額な料金を請求される心配がないということです。海外のケータイ会社のSIMを使うと自分ではプラン内容を完璧に理解しているつもりでもそれが間違っていたり、内容が突然変更された結果、高額な通信料を請求される場合も0ではありません。プリペイドであればチャージした分を使ってしまうと再チャージしない限り使えないのでそういった心配がありません。

 

僕のケータイ料金の内訳

僕はDOMINO SURF PLUSというプリペイドプランを使っており、3500FT払うと4GB150MBの通信量がもらえ、その月に全部使わなかった場合はよく月に繰り越されます。

 

というところまでは理解しているのですがその後が何度説明を聞いても理解できません。

 

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最近、Telekomに専用のアプリがあることを知り、インストールしました。これに自分の電話番号を登録することで自分の端末にいくらチャージされていて何GBあるのかがわかります。

 

ちなみに、言語はハンガリー語しかありません。また、このアプリからチャージすることも可能です。

 

これをみると、僕の端末には3228FTチャージされています。

 

次に、通信量の部分を見ると150MBが1つと4GBが2つあります。

その前の青い数字はまだ残っている通信量です。

 

1つ目の4GBは先月の分です。僕は家や会社ではWIFIに接続していて外出先ではほとんどネットに繋がないのでこのくらいの通信量で済んでいます。なので、先月使わなかった分の3.7GBが今月に繰り越されています。

 

そして、最初の150MBと2つ目の4GBは今月もらったものなのですが、ここで1つ疑問が。

 

というのも、僕は今月分の通信料を払っていません。今月分の基本料は引き落とされたのですが、本来であれば4GB150MBと引き換えに払われるはずの3500FTが引き落とされていません

 

それ以前に本来、プリペイドはすでに述べたとおり使い終わったら、その都度、新しい通信料をチャージするので自動更新されることはありません。

 

仮に自動更新システムがあっても、僕の通信量はまだ先月の分が残っていますし、今月分の新しい通信量分の料金が引かれていないのでおかしいです。

 

この謎を解こうと何度も違う店員さんから説明を聞いているのですが僕の理解度が低いのか未だに納得いく回答を得られていません。

 

ただ、僕の月のケータイ料金は基本料の900FT+たまに使う通話料で月1000FTちょっとなので経済的にはだいぶ助かっているので細かいことは気にせずにこのままでいいのではと思っています。

 

 

ハンガリーの平均月収はいくらか?ハンガリーの給料事情

ハンガリーの給料事情

 

今回はハンガリーの給料事情についてシェアしたいと思います。

 

大卒でハンガリーに移住した社会人1年目の僕の給料は月に手取りで20万フォリントでした。日本円にすると10万円程度ですが、ハンガリーで給料が20万フォリントというのは日本で給料が20万円前後と同じ感覚で、20万フォリントあれば十分な質の生活が送れます。

 

いろいろあって1年でその会社を辞め、ハンガリーのゲーム会社で、フリーランスとして、翻訳の仕事などをしました。

 

その後、アメリカのソーシング企業のハンガリー支社でフランス語のITカスタマーサポートの仕事に就きました。その時の給料も月に手取りで20万フォリントでした。ちなみに、この額はITカスタマーサポートの仕事ではかなり安かったようで、同僚の大半が辞めていきました。

それを受けて社員全員が昇級しました。フランス語の場合は、顧客数がそれなりに多かったので全員が手取り5万フォリント昇給し、僕の給料も25万フォリントになりました。

 

その会社は4年ほど勤め、現在はハンガリーにある別の会社でフランス人の顧客を相手に会計関連の仕事をしています。給料は手取りで31万フォリントです。

 

ちなみに、給料は交渉制で、面接のときに希望の額を聞かれます。

 

月に20万フォリントでどのような生活を送れるかについては以前書いたこちらも参考にしてみてください。

japangary.hatenablog.com

 

また、ハンガリーには給料とは別に「カフェテリア制度」というものがあり、小額ですが食費補助などが受けられます。僕もこの制度を受けているので、実質的な給料は少しあがります。

japangary.hatenablog.com

 

 

ハンガリー生活に関してよく聞かれることに答えてみた

 

ありがたいことに月に2-3通はハンガリーでの就職や生活について問い合わせを受けるようになりました。日本とハンガリーがワーホリ協定を結んでからその数は少しずつ増えています。

 

そこで今回はよく聞かれるハンガリー生活、とりわけブダペスト生活に関する質問の答えをこちらにも書いておこうと思います。

 

ちなみに、海外就活に関してはまずはこちらをお読みください!

note.mu

 

1、ブダペストの治安はどうですか?

 

治安はヨーロッパの中ではかなりいいです。

いわゆる危険な地区、治安が悪い地区はありますが、都市全体の治安はいいです。例えば、夜中に女性がひとりで外出しても大丈夫です。

僕は2年半ほどブダペストに住んでいますが、幸い今まで危険な経験をしたことはありません。

治安に関してはこちらに詳しく書いています。

japangary.hatenablog.com

 

2、ハンガリーの食事はどうですか?

 

ハンガリー内陸国で海に接していないので魚を食べる習慣がありません。また、基本的に肉料理や煮込み料理など脂っこいものを好むので日本人が慣れるには少し時間がかかるかもしれません。

もちろん、ハンガリー料理の中にはおいしいものも多いです。また、ケバブやピザなどは安く購入できます。また、最近ではUber eatsのような宅配サービスも浸透しています。

ちなみに僕はほぼ毎日自炊しています。

 

3、ハンガリーの物価はどうですか?

 

食べ物の物価は比較的安いです。

ただ、ハンガリーは独自通貨であるフォリントを採用しており、これは日本円の約半分、ユーロの約3分の1の通貨価値しかないので輸入品に関してはフォリントで換算すると高いという印象を受けます。

 

ちなみに、僕のハンガリーでの生活の収入と支出に関して気になる方はこちらを参考にしてください。

japangary.hatenablog.com

 

4、ハンガリーは住みやすいですか?

 

夏は極端に暑く(35度前後、40度近くなる日も)、冬は極端に寒く(氷点下を記録することも)、春と秋がないので日本のような四季をはっきりと感じることはありません。ただ、これは1年も住めば慣れます。

ハンガリーでは年に2回日本フェスタが開催されたり、日本に特化した雑誌があったり、大学で日本語を学ぶ学生が比較的多いなど親日的な国なので日本人には住みやすいです。

言語はハンガリー語で年配のハンガリー人は英語が話せないことが多いのでお店やレストランに行ったときにまれに意思疎通ができないことがありますが、基本的に英語は通じます。

また、日本人だからといった差別を受けたことはありませんが、チャイニーズと間違われて差別的なからかいをされたことはあります。

japangary.hatenablog.com

 

5、ハンガリー人はどうですか?

 

外見的な特徴で言えば、男性はスキンヘッドで大柄な人が多いです。

性格は短気な人が多いですが、基本的には優しいです。また、家族とのつながりが強い人がほとんどです。(これはヨーロッパの文化ですが)

ハンガリーにはパーリンカというアルコール度数が非常に高いお酒があり、ハンガリー人、とりわけ男性は食前酒としてこれを飲む人が多いくらい、お酒が大好きな国民でもあります。

 

6、ハンガリーで起業することについてどう思いますか?

 

僕自身、起業したことがないのでなんともいえませんが以前、ハンガリーで起業した日本人男性と働いていましたが、その方曰く、ハンガリーは税金が高いので起業はおすすめしないとのことでした。

 

ちなみに、最近ではハンガリーにも多くのスタートアップ企業が誕生しています。

もっとも有名なハンガリーの企業はプレゼンソフトを開発しているPreziです。

prezi.com

 

7、ハンガリーに日本人コミュニティーはありますか?

 

残念ながら僕はここにほとんど日本人の知り合いがいません。

ですが、ハンガリーに留学に来る日本人は毎年数人いることは知っていますし、ワーホリで来る人も増えているのでおそらくコミュニティーはあると思います。

 

また、ブダペストには駐在員やハーフの子供が主に通う日本人学校があり、そこでは保護者のひとたちのコミュニティーがあります。

 

ロシア語はおそロシア?! マンツーマンレッスン編

 

マンツーマンレッスンを快く引き受けてくれたロシア語の先生はとにかくテンションが高かった。彼女は40代後半で背が高く、関西弁が混じった日本語を流暢に話す。レッスンは毎週月曜日の10時から11時の1時間でテキストは僕が持ち込んだ市販のものを使うことになった。

レッスン初日、早くも僕のロシア語の自主学習のボロが出始めた。

先生に、キリル文字を読めるか確認すると言われ先生が指さす単語を読むことになったのだが、すらすら読めないのである。


緊張していたわけではない。

 

キリル文字を習得したように感じていたのは自己満足で実際はしっかりと習得できていなかったのである。結局、マンツーマンレッスンはキリル文字の習得からスタートすることになった。

 

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先生のレッスンは楽しかった。最初にロシア語でのフリートークをやり、次に文法の時間、最後にテキストを読む時間になった。

 

ロシア語のフリートークは初心者には難しい。それでも語学力を向上させるためにはもってこいの方法である。

 

ロシア語にもフランス語やイタリア語と同様に日本人にとって発音しにくい単語がある。先生はフリートークで丁寧に僕の発音を直してくれた。文法も聞き心地のいい関西弁交じりの日本語で1つ1つテンポよく、でも丁寧に説明してくれた。

僕のロシア語への学習熱はさらに燃え上がった。


そんな状態が3か月過ぎた。

 

僕のロシア語は自分でも驚くほど上達した。まず、キリル文字がほとんど完璧にすらすら読めるようになったのである。そして、フリートークでも最初のころと比べると明らかにロシア語をしゃべれるようになったのである。


先生は僕の成長を自分のことのように喜んでくれた。僕はそんな先生をさらに喜ばせたく、ロシア語検定の受験を考えるようになったのであった。

 

なぜハンガリーで新卒が内定をゲットすることができたのか 仕上げ編

準備編と実践編で書いたことをやった結果、ありがたいことにハンガリーのとあるIT企業から唯一いい返事をもらった。いい返事とは僕を採用することに興味があるというものである。そして、もともと2015年の12月にハンガリーに行く予定があったので、そのときにそのハンガリーの企業と現地で面接をすることになった。

 

面接内容は志望動機などの一般的な質問からその会社の製品についての質問など事前にいくつか問題を出され、それについて答えを考えてほしいと言われた。それを言われたのが9月だったのでそこからその会社のホームページをみて、その会社の製品をくまなくチェックし、いろいろと質問への答えをまとめた。

 

ところが、その会社は日本の会社と取引をしている会社で、幕張メッセで行われるITフェスにブースを出すことが決まったようで10月のある日、その会社からそのフェスでボランティアとして働いてみないかと言われた。

 

面接よりも直接その会社の仕事がわかるし、会社側も僕の能力が直接わかるので、双方にメリットがあり、参加させてもらうことにした。そして、3日間のフェスすべてに参加し、通訳や日本人のお客さんへの製品の説明などの仕事をこなした。そのフェスにはその会社の社長もきていたので、社長とも一緒に3日間働いた。

 

そして、3日目の最後に社長が直々に僕の能力を高く評価してくれ、給料などについて交渉をしその場で正式な内定をもらうことができた。

 

準備編、実践編でしっかりとやったからこそハンガリーのITの会社から内定をゲットすることができたと思う。ただ、そうはいっても僕の場合は非常にレアなケースだと思う。というのは、もしその会社が日本のフェスにブースを出さなければ、予定通り面接になっていただろうし、僕の能力を直接見てもらう機会もなかったと思う。ということは結果も別のものになっていた可能性もありうる。

 

要は、日本の就活でもそうだが就活には運が必要になってくる場合が多々あるということである。どんなに行きたい会社でもその会社に空きがなければ意味ないし、たまたま社長がインターンに来ていてその場で直接能力を評価してもらえる場合もある。ただし、人間は運をつくることはできない。重要なのは運がきたときにそれをしっかりとつかむ勝負強さだと思う。

 

僕の場合、東京までの交通費やホテル代、飯代などはその会社はもちろん出してくれず全て実費だった。貧乏大学生だったのでこれらの出費は痛かったが、それでも直感的にこのチャンスは逃すべきではないと思い参加した。その結果、内定を得ることができた。

 

 

しかし、内定をゲットした後も問題はある。その最大の問題が労働ビザだ。とくにヨーロッパは移民、難民問題の影響でビザが出にくくなっている。

 

僕の場合は最初の1年はインターンシップという形で働くことになり、ハンガリーにあるインターンシップ団体が僕とその会社の間に入ってインターンシップ手続きと滞在許可証の発行を手伝ってくれた。そして、1年後には正式な労働ビザに切り替えるようである。会社のHRの女性曰く、その方が労働ビザがすんなり下りるようである。

 

というわけで、海外で就活シリーズは全3回で終了。ちょっと僕のケースは特殊なので今回の結果編は参考にならない方が多いと思うがそれでも、準備編と実践編は参考になると思う!

 

とくに、これは日本の就活でもそうだが、準備がいい結果を生むためには必須だ!いい準備をすればいい結果も生まれる!

 

 

なぜハンガリーで新卒が就職することができたのか 実践編

 

実践編はいたってシンプルだ。

 

調べて書きとめた企業のメールアドレスに英語版の履歴書を添付し、メールに自分の名前や学歴等を書いて、ハンガリーで仕事を探していて、新卒を採用する予定はあるかどうかを尋ねる文章を書いてひたすら送るだけ。

 

ただ、もちろん英語にも礼儀正しい英語というものがある。日本語の○○様や拝啓、敬具などのようなものもあり、それがあるかないかで第一印象が代わってしまう。

 

そして、僕の場合は60社は送ったが、大半は返ってこなかった。返ってきたうちの8割は採る予定がないというもので1割はまだ分からないからもう少しあとになってからもう一度聞いてほしいというもの、そして残りの1割が予定があるというものだった。予定があるといった企業のうち、さらに詳しい履歴書を要求してきた企業もあった。たとえば、大学時代に何を学んだのかなどでその辺は日本の就活と似てる。違うのはそれを英語で書かないといけないので、あらかじめ用意してもいいだろう。



予定があってさらに詳しい履歴書を要求されたからといって内定にぐっと近づいたと思ってはいけない。というのも、たとえば自分が大学で学んだことと企業が求めている人材が違えば採用される可能性は減る。つまり、自分は文系だが企業側が技術系を求めていれば新卒採用予定があってももちろんおとされる。実際、僕もそういう理由で2社くらい海外の企業を落ちた。

 

あとは、文化の違いで相手の対応を不快に思うことも多々ある。しかし、それで文句を言ってしまっては海外で働くことは難しいと思う。海外で働きたいのであれば我慢が必要。日本のサービスの良さは海外では異常だ。



実践編で他に気をつけることはあせらないこと。海外の企業は時差の関係もあり、メールの返信が非常に遅い。1週間返ってこないこともある。僕はそんなときもう1度送ったりもしましたが、相手にはばっちり届いているし、相手も忙しいので今思うとしっかり待つべきだったと思った。

 

こんなところで実践編は以上。

 

大事なことをもう1度まとめると・・・

 

①根気

②へこたれない

③一喜一憂しない

 

準備も重要だが、この実践編も内定獲得のためにはもちろん重要!

 

次回は仕上げ編ということで面接の注意点などを書きたいと思う!!

 

 

なぜハンガリーで新卒が就職することができたのか 準備編

 

グローバル化の波が押し寄せ、以前よりも簡単に異文化に触れることができるようになり、他の国で仕事をしてみたいという人は多くなった。

 

しかし、たとえ日系企業であっても海外で内定をゲットするのは一筋縄ではいかない。時には実力だけでなく運も必要になってくる。

 

が、いくら実力や運があってもそれを発揮できるための準備を怠ればいい結果は出ない。たとえば、入試も同じでいくら実力や運があってもその大学の入試問題の傾向調査や時間配分決定など準備を怠れば合格できるものもできない可能性が出てくる。

 

就活は入試と違い得点を取れば合格できるものではないが入念に準備をすればいい結果が出やすくなるという点は同じだと思う。

 

僕は大学3年の後期(9月)から4年の前期(5月)までフランスに留学し、帰国後日本の会社を3社受けうち2社から内定をもらった。そして、夏休み後、日本での就活から海外での就活へと切り替え準備を始めた。結果、ハンガリーの現地のIT企業から内定をもらうことができた。

 

冒頭にも書いたが、海外で仕事をしてみたい人は年々増加しており、僕の友人にも数人興味を持っている人はいた。そして、彼らからどうやってハンガリーの現地企業から内定をもらったのか聞かれることが多かった。

 

そこで、このブログでも僕がどうやって内定をゲットしたのかを書き、少しでも海外就活に興味を持っている人の助けになればいいと思っている。

 

 

いい準備はいい結果を生む

 

 

何事も準備がしっかりしていないままやるといい結果は生まれない。

 

準備をすれば必ずいい結果が出るとは言えないが、少なくとも準備をしないといい結果は生まれない。

 

 

1、日本文と英文の履歴書の作成

 

やはり就活といえば履歴書が必要不可欠だ。

 

これは海外でも同じ。ただし、ハンガリーの企業だからハンガリー語で書かなければならないわけではない。

その国の言語で書けるなら書いたほうがいいが、書けなければ英語で問題ない。

 

書く内容は、氏名、生年月日、住所、学歴、職歴、資格、スキルなどでWordで作成した。

あとはWordの右上に写真を貼る。

 

志望動機は書かなかったが、書いたほうがいいだろう。

 

日本文の履歴書は現地企業であれば要求されないが、日系企業であれば要求されるので作っておいても損ではない。

 

あとは、これは絶対に書いておきたいということがあれば書いても問題ない。

 

この時の注意するポイントは文法ミスやスペルミスをしないこと。

 

これは万国共通で、履歴書でその人の第一印象は決まってしまう。

 

ちょっとしたスペルミスでも読み手には「この人はミスをしやすい人なのかも」といった感じを受けるかもしれない。

 

なので、丁寧に作成することが必要だ。



2、企業リストを作る

 

その国にどんな企業があるのか知らなければそもそも就活は始まらない。

なので、その国の企業リストを作成する必要がある。

 

僕の場合は、Jetroのサイトでハンガリーにある日系企業リストを見つけたのでまずはそれを活用した。

 

Jetro以外でも、ネットで「○○(国名) 日系企業」といった感じで検索すると出てくる。



現地企業の場合は日本語で検索しても出てこないことがほとんどなので、たとえば「○○(国名) Recruit」や「○○(国名) Company list」などと調べるとその国の現地企業の情報が簡単にゲットできる。

 

 

3、企業リストの企業を片っ端からネットで調べる

 

企業リストができたら、その企業の名前を検索し、その企業のサイトにアクセスしどういう会社なのか把握する。

 

気になったものがあれば、リクルートやキャリアというページを探す。

 

大抵、そこにリクルート用のメールアドレスが書いてあるので企業リストに書き留めておく。が、万が一リクルートページやリクルートアドレスが載ってない場合は、コンタクトページを探す。コンタクトページにはアドレスか送信フォームがあるので、それを書き留めておく。



以上が準備編。



僕の場合、この準備段階だけで1か月くらいかかった。

意外にブダペストにある日系企業は多いので、その企業のサイトを1つずつ訪問し、調べるのは骨が折れる作業だった。

 

もちろん、日系企業だけでなく、現地企業のリストも作成した。

 

その場合、現地企業のサイトは英語かハンガリー語版しかないので、なおさら骨が折る作業だった。


しかし、ここで手を抜くといい結果は出ないので、この準備段階は海外就活で最も重要かもしれない。

 

 

ロシア語はおそロシア?! 文法習得編


ロシア語の文法はフランス語やイタリア語のそれとは比べ物にならないほど難しい。

その最大の理由が日本語のように格変化があるからだ。

格変化とは、~を、~に、~のというようなもので日本語の私を、私に、私のという変化がロシア語にもある。

それはつまり、その格変化をすべて覚えなければならないことを意味する。


また、基本を覚えたら例外も覚えなければならない。

この格変化を習得して初めてロシア語の文法のスタートラインに立てる(笑)


しかし、これがどう頑張っても覚えられない。

参考書についている問題は量が少なく練習にならない。


ネットでロシア語の格変化の練習問題を探すもなく・・・。

ロシア語学習は早々と暗礁に乗り上げてしまった。
それから1週間、必死に暗記しようとしたが厳しかった。

もともと、自分は暗記が得意な方ではない。


語学は単語や文法など少なからず暗記しなければならないことがあるのだが、僕の場合はこれらを暗記しないで、外国人と話すうえで自然に身体に覚えこませていった。

ロシア人の女の子とは相変わらず毎日チャットしているが、向こうは仕事をしているためチャットできる時間は限られている。
ましてや、通話もできない。


そして、周りにロシア人の知り合いはいない。

僕のモチベーションは一気に下がっていき、ついにロシア語をあきらめる直前まできてしまった。


しかし、ここで1つの考えが浮かんだ。

僕の大学には幸い、ロシア語の授業があり、ロシア人の先生が常勤していた。

僕はその先生に放課後のマンツーマンレッスンをお願いすることにした。

先生になぜロシア語を勉強しているのか、今までの学習の経緯や問題点を伝え、マンツーマンレッスンをお願いすると、快く引き受けてくれ、さっそく次の週から毎週1時間レッスンをしてくれることになった。値段はもちろん無料!


ロシア語習得への道が一気に開けた!

 

 

ロシア語はおそロシア?! キリル文字習得編

 

ロシア語と出会ったのは大学に入学してわりとすぐのことだった。お互いの言語を教えあういわゆる言語交換サイトで日本や日本語に興味を持っているロシア人の女性と知り合ったのがきっかけだった。

彼女は僕よりも3歳年上で、大学を卒業し、プロのカメラマンとしてフリーで働いてるとのことだった。


彼女は英語が話せたので、僕らは英語でチャットをして仲を深めていった。

彼女は日本語を勉強したいようだが、なにから始めたらいいかわからないという状況だったので、僕は彼女に日本語のあいさつや簡単な文章を教えた。

一方、彼女もロシア語を教えてあげるといってくれたが、その時はフランス語と英語で手いっぱいだったので断ってしまった。それにその時は英語で話せるからわざわざロシア語を勉強する必要ないと思っていたし、ロシアにもロシア語にも興味がなかった。

それから1年が経ち、大学2年生になった。相変わらず彼女とは毎日英語でチャットをしていた。そんな大学2年生のある日、ふとロシア語を勉強してみたいと思うようになった。

それは英語、フランス語と外国語を始めた僕が抱いたある感情からくる思いだった。

その感情とは、外国人と話すときはその人の母国語か自分の母国語である日本語で話したいというものだ。

英語は確かに役に立つ。今日、多くの人が話せるので英語が話せれば世界中の人と話すことができる。しかし、言語は英語だけではない。日本語もあるし、フランス語やイタリア語、ロシア語などたくさんの言語がある。

僕はたとえばフランス人と話すときはフランス語か日本語で話す。

また、たとえばスペイン人と話すときは、僕はスペイン語ができないのでスペイン語では話せないが、相手が日本語を話せれば日本語で話す。お互いが互いの言語を話せないときは最終手段として英語で話す。


1年間、2つの外国語に触れた結果抱いた感情だった。


そして、それから僕は彼女にお願いしてロシア語を教えてもらいつつ、自分でも参考書を1冊買ってロシア語を始めた。

ロシア語は想像以上に難しかった。
まず、文字が違う。

フランス語やイタリア語、英語はローマ文字で日本人には見慣れたものだが、ロシア語はキリル文字という独特の文字を使う。

ロシア語を習得するためにはキリル文字の習得が必須だった。

僕の覚え方は極めて古典的である。それは、ひたすら書いて覚えるというものだ。

英単語でも構文でもとにかくなんでも書いて、書いたものを読んで、書きながら読んで覚える。キリル文字もなんども書いた。書いて書いて書きまくった。

そんな古典的な努力のかいもあってなんとかキリル文字を習得。これでやっとロシア語学習のスタートラインに立った。

次の壁は文法だった。