ハンガリーから発信中

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ハンガリーで住所を変更する際に必要な書類

滞在許可証はすでに持っているが、ハンガリー国内で引越しをして新しい住所が記載されたアドレスカードを申請する際に必要な書類。

 

1、アドレスカードの記入シート・・・移民局で入手可

 

2、住むところのオーナーとの契約書

*もし住む場所が例えば友人や恋人の実家で賃貸料が発生せず、オーナーがその両親や家族の場合はここに住んでいるという誓約書が必要。誓約書のフォーマットは自由だが、自分とオーナーの名前とサイン(オーナーが複数いる場合、例えば家の登記簿に両親2人の名前がある場合は彼らの名前とサインがそれぞれ必要)、なにかあったらすぐに出国する旨などを記載しておく必要がある。

 

3、家の登記簿(Tulajdoni lap)

役所あるいはインターネットで取得可能。有料。

インターネットで取得する場合はスタンプはついていないが、「公式」という文言が入っているので問題なく使える。

オーナーに"Tulajdoni lap"がほしいといえば、すぐに取ってもらえる。

 

4、以前のアドレスカード

 

5、パスポート

 

6、滞在許可証

ハンガリーで労働ビザを受け取るには?

 

昨夜、やっと新しい労働ビザを受け取りました。2年更新ができたので、2021年までハンガリーに滞在できます。3月の8日に申請して、不足書類があって19日に不足書類を提出し、5月の13日には結果が出ていたようなのでだいたい2ヶ月待ちました。公式にはビザの申請から結果が出るのは70日以内となっているようなので、その期間内に受け取ることができました。

 

ただ、受け取り方がなかなかトリッキーでした。

 

今まではビザの受け取りの方法として移民局で直接受け取るか、郵送かを選択できたのですが、最近混雑緩和のためか郵送受け取りのみにした移民局。僕はシェアハウスに住んでいるので同居人や他の階の人に間違って取られないか内心心配していました。

 

それでも待つことしかできないので、ただひたすら待ちました。

 

しかし、待てど暮らせど一向に結果通知が来ないのでついに痺れを切らして移民局に直接聞きに行こうかと思っていた矢先、移民局のホームページでコールセンターの番号を見つけました。

CALL CENTER: +36 1 463 9292 (MO-THU: 8.30-16.30, FR: 8.30-14.00)

 

ただ、こういう海外の公的機関のコールセンターはつながらないか対応が悪いので正直かけるのをしぶっていたのですが、意を決してかけることに。しかし、案の定つながらず。それでも時間をおいて4度ほどかけるとやっとつながりました。しかも、英語が通じる。

 

3月に申請したビザの結果がまだ出ていないからどうなってるか教えて欲しいというと、申請番号を聞かれ、伝えるとすでに郵送されたとのこと。

 

ビザの手紙は重要書類なのでいわゆる書留での郵送になっているようで日中仕事で家にいない僕は当然受け取れません。日本だとその場合、不在票を入れてくれるのですが、ここの配達員は面倒くさくて入れない人もいるというふざけたシステムのようです。なので、不在票を一枚も受け取っていない僕が気づかないのは当然でした。

 

気を取り直して、追跡番号を聞き、それを郵便局のサイトで見ると近くの郵便局にありました。

 

急いで取りに行くと、明日には送り返すところだったといわれました。

 

配達員のふざけた対応に怒りを覚えたのですが、そっと鎮めてビザを受け取った喜びに浸りました。

 

ハンガリーでビザを申請した人は70日前後を目安に待ってみて、もし通知が来ない場合は先ほどの番号に電話をしてください。つながらなくても根気強く!

 

 

オンデーズがオランダから撤退した理由を考えてみた

 

オンデーズというメガネチェーン店を運営する株式会社オンデーズが注目を集めている。

 

破天荒フェニックス オンデーズ再生物語  (NewsPicks Book)

破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 (NewsPicks Book)

 

 

もともとメガネ業界では注目を集めていた企業のようだが、昨年出たこの本によりメガネに普段は関心のない人も含め多くの人がオンデーズを知るようになった。僕もこの本でオンデーズを知った。

 

本が面白かったこともあり、オンデーズに興味を持った僕は調べてみると、本ではアジアの様々な国に出店したことが書かれていたが、ヨーロッパやオセアニアにも出店していることがわかった。

 

現在、ヨーロッパに住んでいる僕はヨーロッパでの起業に興味があったのでオランダに出店しているオンデーズがどのような経営戦略をとっているのかなど知りたくなり、調べたが情報はほとんどなかった。そこで、オンデーズオランダに直接メールを送ったが残念ながら返信はなかった。

 

新しい年を迎え、再びオンデーズのサイトを開くと衝撃の事実を知ることになった。なんとオンデーズがオランダから撤退していたのだった。

 

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僕は撤退の理由を調べようとしたがオンデーズのサイトからは発見できず、ネットのニュースにもなっていなかった。そこでオンデーズの田中社長のTwitterのツイートにリプを送ったが、いいねされただけで返信はなかった。また、オンデーズのサイトのチャットから撤退の理由を聞こうとしたが、答えられないといわれた。

 

要するに、オンデーズがオランダから撤退した理由は一切公表もされていなければ漏れてもいないということである。そこで、僕がオンデーズのオランダ撤退の理由を考えてみることにした。

 

1、身体の構造の違い問題?

www.multilingirl.com

 

アジア人とヨーロッパ人では骨格など身体の構造に違いがある。

長年、日本のアパレル企業が海外では成功できなかった理由がここにある。ユニクロはこの身体の構造の違い問題を克服してヨーロッパで成功しているが、ユニクロ以外で海外で成功している日本のアパレルブランドは皆無だろう。

 

顔の作りも同じで、アジア人とヨーロッパ人の顔のつくりは異なる。オンデーズがアジアで成功できたのは日本人と他のアジアの国のひとたちの顔のつくりが比較的にているから日本のメガネがフィットし、ヒットしたと思う。

 

他方で、アジア人とヨーロッパ人の顔の作りは大きく異なるので日本のメガネはそれをヨーロッパの人用に改良したとしてもあまりフィットしなかったのではないだろうか。

 

2、サービスの問題?

 

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オンデーズがオランダに出店した際に示した事業展開のプランである。

日本のオンデーズと同じ質の高いサービスを提供している。

 

僕は以前、ハンガリーでメガネを買った。

japangary.hatenablog.com

 

レンズ代は追加で取られ、引渡しも1週間後だった。

また、種類もあまり多くなかった。

なので、これらのサービスはオランダでも大きな注目を集めたことだろう。

 

ただ、人間というのは初めて経験するものには恐怖心や抵抗感を抱く。例えば、最短20分で引渡しというサービスが「20分で引渡しなんて、きっと適当に作ってるに違いない」など抵抗感から勘違いされてしまう可能性もある。

 

オンデーズのヨーロッパではあまりなじみのないサービスの数々が先を行き過ぎていて逆に客足を遠ざけてしまった可能性はある。

 

 3、会社の方針転換?

現在、日本はもちろんアジアを中心に海外にも多くの店舗を出店しているオンデーズ

田中社長はインタビューで「今後、5年間で海外の店舗数を300店舗にしたい」と語っている。

www.digima-japan.com

 

しかしながら、店舗の場所をあまりに広げすぎてしまうと手が回らなくなってしまう。田中社長が直接現地の店舗に行き、指導したり経営状態を見る機会も減ってしまうだろう。

そこで、海外店舗を増やすとはいうものの、それは全世界という意味ではなく近場であるアジアやオセアニアの国にさらに店舗を増やすという意味ではないだろうか。

 

アジアやオセアニアに店舗を増やすとなるとオランダの店舗まで手が回らなくなってしまうので敢えて店をたたんだ可能性もある。

 

4、不動産業者との関係?

以前、ハンガリーには日本人が経営するカラオケ店があった。

しかし、場所を貸してくれていた大家さんとの関係が悪く、また再三家賃の値上げを要求されていて、やむなく撤退したという話を聞いた。

 

オンデーズオランダも同様に経営はうまくいっていたが、店舗を貸していた人との関係が悪くなり撤退せざるを得なかった可能性はある。

 

以上の4点が僕が考えたオンデーズのオランダ撤退の理由である。

 

追記)

この記事を書いた後になんと田中社長本人から返信をいただけた。

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1、ヨーロッパ仕様に商品を作り直すことに対してコストがかかりすぎる

2、メガネに対するとらえ方の違い

3、拡大路線の変更

 

ということで1と3は僕が挙げた理由の1と3とほぼ同じだった。

メガネに対する認識の違いも実は考えたが、オランダにも少なからずおしゃれなメガネがあったので理由から外してしまった。

 

 

ハンガリーの国立病院で胃カメラを受けてみた

 

ハンガリーの国立病院で胃カメラを受けました。

 

ちなみに、ハンガリーには国立と私立の2種類の病院があり、私立だとすぐに受けられますが、費用が10万フォリント程度(日本円で約5万円)かかります。

 

一方、国立病院では無料で受けることができますが、常に予約でいっぱいなので2、3か月待たなければなりません。

 

また、国立病院で胃カメラを受けるには自分の住んでいる区のかかりつけの医者の紹介状が必要で、その紹介状を指定された国立病院の受付にもっていき、日にちと時間を指定されるのでその日に行くと受けられるという仕組みです。

 

当日の朝は何も飲んだり食べたりしてはいけないなどのルールは日本と同じです。

 

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当日の朝、病院の受付に行き予約した紙を見せると待合室に案内されました。

すでに何人か待っていて、ここで順番が来るまで待ちます。

 

待ってる間に持病はないかや服用している薬はないかなどアンケートを書かされます。ちなみに、僕は英語のアンケートをもらいました。

 

また、お医者さんは英語を話せたので英語でやり取りしました。

 

そして、ついに自分の番が来たので診察室へ。

まずは口の中に麻酔を吹きかけられます。そして、横になり、口に器具をつけられいよいよ胃カメラがスタート。

 

時間にして5分くらいなのですが、永遠と思うほど時間が過ぎるのが長く感じます。

 

そして、終わると待合室で待たされ、5分くらいで結果を教えてもらえます。

 

僕は還流という症状があったので薬をもらい病院をあとにしました。

 

胃カメラは日本でも一度受けたことがあるのですが、何回受けても痛いですね。

 

ロシア語はおそロシア?! 決断編

 

流暢な関西弁混じりの日本語を話すウクライナ人の先生との週1回のマンツーマンレッスンは順調にいっていた。

僕のロシア語はメキメキと上達し、ある程度の会話ならできるようになったいた。


そんな僕をみた先生がロシア語検定5級の受験を勧めてくれた。


また、来年から正規のロシア語の授業への編入も勧めてくれた。



僕の学部では自分が専攻する言語以外の言語の授業に出ることは(理由はわからないが)NGだった。なので、僕の場合はフランス語以外の授業に出ることはダメだった。


しかし、先生は自分の授業であれば単位はでないが特別に聴講させてくれると言ってくれた。

ありがたい限りである。



僕は真剣にロシア語検定の受験を考え始めた。

その矢先、僕にとっては嬉しいもののロシア語学習にとっては悩みの種になる出来事が起こった。

フランスへの留学が決まったのである。


それが意味することはただ1つ。

フランスの大学の授業についていけるようにフランス語力を今まで以上にあげなければならない。ロシア語を続ければフランス語を練習するための時間が削られてしまう。


ロシア語検定への時間なんてとてもじゃないが割くことができない。


僕は先生に相談し1つの決断を下した。

それはロシア語検定は受けず、マンツーマンレッスンのスピードを少し遅くするということだった。

せっかくロシア語を半年近くやって、それなりに話せるようになったので少しでもロシア語力をキープしたかった。


そんなわけで、留学までの半年間はフランス語とロシア語を並行して練習した。


そして、留学前の最後のレッスンが終わった。


マンツーマンレッスンをお願いしてから1年間。僕のロシア語は最初とは比べ物にならないほど向上した!


最初は四苦八苦していたキリル文字もすらすらと読めるようになった。しかし、留学中にロシア語にふれる機会があるのかわからなかった。



3年の前期が終わり、8月になり夏休みが始まった。僕は9月に出発する。1か月間、フランス語とロシア語を並行して練習しつづけた。


そして、9月僕はフランスに飛び立った。

 

 

ハンガリーでケータイ電話のSIMカードを買ってみた Magyar Telekom編

 

ハンガリーには主にTelenor、TelekomそしてVodafoneの3社が利用されています。使う前にお金をチャージするプリペイドと使った分だけ支払うポストペイの2タイプがあり、駅などにある売店でも支払いが出来ますが、最近では現金の支払いしか受け付けていないようです。それぞれの電話会社のショップではクレジットでも支払いができます。

 

ちなみに、僕は現在、TelekomのプリペイドのSIMを使っているのですが正直言って未だに料金の内訳などシステムが一切わかりません。

 

英語で説明されても、彼女を連れて行って店員さんのハンガリー語の説明を英語に通訳してもらってもわかりません。

 

ですが、今回はTelekomのプリペイドSIMの購入を考えている方に少しでも役立てばという思いでTelekomのプリペイドSIMについてシェアしたいと思います。

 

プリペイドとは

プリペイドとは使う前にお金を支払い、支払った分だけ通信できる量をもらえます。例えば、僕の場合は3500FT支払い、4GB150MBをもらっています。

その分を使い切ってしまったらまたお店に行きチャージして、新しい通信量をもらうという仕組みです。

また、電話やメールは別途チャージが必要でチャージした金額から通話料やSMS料が引かれます。

それプラスSIMの基本料金が毎月かかります。僕の場合は900FTです。

 

なので、通信料+通話/SMS料+基本料という内訳です。

 

プリペイドの利点としては使いすぎて高額な料金を請求される心配がないということです。海外のケータイ会社のSIMを使うと自分ではプラン内容を完璧に理解しているつもりでもそれが間違っていたり、内容が突然変更された結果、高額な通信料を請求される場合も0ではありません。プリペイドであればチャージした分を使ってしまうと再チャージしない限り使えないのでそういった心配がありません。

 

僕のケータイ料金の内訳

僕はDOMINO SURF PLUSというプリペイドプランを使っており、3500FT払うと4GB150MBの通信量がもらえ、その月に全部使わなかった場合はよく月に繰り越されます。

 

というところまでは理解しているのですがその後が何度説明を聞いても理解できません。

 

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最近、Telekomに専用のアプリがあることを知り、インストールしました。これに自分の電話番号を登録することで自分の端末にいくらチャージされていて何GBあるのかがわかります。

 

ちなみに、言語はハンガリー語しかありません。また、このアプリからチャージすることも可能です。

 

これをみると、僕の端末には3228FTチャージされています。

 

次に、通信量の部分を見ると150MBが1つと4GBが2つあります。

その前の青い数字はまだ残っている通信量です。

 

1つ目の4GBは先月の分です。僕は家や会社ではWIFIに接続していて外出先ではほとんどネットに繋がないのでこのくらいの通信量で済んでいます。なので、先月使わなかった分の3.7GBが今月に繰り越されています。

 

そして、最初の150MBと2つ目の4GBは今月もらったものなのですが、ここで1つ疑問が。

 

というのも、僕は今月分の通信料を払っていません。今月分の基本料は引き落とされたのですが、本来であれば4GB150MBと引き換えに払われるはずの3500FTが引き落とされていません

 

それ以前に本来、プリペイドはすでに述べたとおり使い終わったら、その都度、新しい通信料をチャージするので自動更新されることはありません。

 

仮に自動更新システムがあっても、僕の通信量はまだ先月の分が残っていますし、今月分の新しい通信量分の料金が引かれていないのでおかしいです。

 

この謎を解こうと何度も違う店員さんから説明を聞いているのですが僕の理解度が低いのか未だに納得いく回答を得られていません。

 

ただ、僕の月のケータイ料金は基本料の900FT+たまに使う通話料で月1000FTちょっとなので経済的にはだいぶ助かっているので細かいことは気にせずにこのままでいいのではと思っています。

 

 

ハンガリーの平均月収はいくらか?ハンガリーの給料事情

ハンガリーの給料事情

 

今回はハンガリーの給料事情についてシェアしたいと思います。

 

大卒でハンガリーに移住した社会人1年目の僕の給料は月に手取りで20万フォリントでした。日本円にすると10万円程度ですが、ハンガリーで給料が20万フォリントというのは日本で給料が20万円前後と同じ感覚で、20万フォリントあれば十分な質の生活が送れます。

 

いろいろあって1年でその会社を辞め、ハンガリーのゲーム会社で、フリーランスとして、翻訳の仕事などをしました。

 

その後、アメリカのソーシング企業のハンガリー支社でフランス語のITカスタマーサポートの仕事に就きました。その時の給料も月に手取りで20万フォリントでした。ちなみに、この額はITカスタマーサポートの仕事ではかなり安かったようで、同僚の大半が辞めていきました。

それを受けて社員全員が昇級しました。フランス語の場合は、顧客数がそれなりに多かったので全員が手取り5万フォリント昇給し、僕の給料も25万フォリントになりました。

 

その会社は4年ほど勤め、現在はハンガリーにある別の会社でフランス人の顧客を相手に会計関連の仕事をしています。給料は手取りで31万フォリントです。

 

ちなみに、給料は交渉制で、面接のときに希望の額を聞かれます。

 

月に20万フォリントでどのような生活を送れるかについては以前書いたこちらも参考にしてみてください。

japangary.hatenablog.com

 

また、ハンガリーには給料とは別に「カフェテリア制度」というものがあり、小額ですが食費補助などが受けられます。僕もこの制度を受けているので、実質的な給料は少しあがります。

japangary.hatenablog.com

 

 

ハンガリー生活に関してよく聞かれることに答えてみた

 

ありがたいことに月に2-3通はハンガリーでの就職や生活について問い合わせを受けるようになりました。日本とハンガリーがワーホリ協定を結んでからその数は少しずつ増えています。

 

そこで今回はよく聞かれるハンガリー生活、とりわけブダペスト生活に関する質問の答えをこちらにも書いておこうと思います。

 

ちなみに、海外就活に関してはまずはこちらをお読みください!

note.mu

 

1、ブダペストの治安はどうですか?

 

治安はヨーロッパの中ではかなりいいです。

いわゆる危険な地区、治安が悪い地区はありますが、都市全体の治安はいいです。例えば、夜中に女性がひとりで外出しても大丈夫です。

僕は2年半ほどブダペストに住んでいますが、幸い今まで危険な経験をしたことはありません。

治安に関してはこちらに詳しく書いています。

japangary.hatenablog.com

 

2、ハンガリーの食事はどうですか?

 

ハンガリー内陸国で海に接していないので魚を食べる習慣がありません。また、基本的に肉料理や煮込み料理など脂っこいものを好むので日本人が慣れるには少し時間がかかるかもしれません。

もちろん、ハンガリー料理の中にはおいしいものも多いです。また、ケバブやピザなどは安く購入できます。また、最近ではUber eatsのような宅配サービスも浸透しています。

ちなみに僕はほぼ毎日自炊しています。

 

3、ハンガリーの物価はどうですか?

 

食べ物の物価は比較的安いです。

ただ、ハンガリーは独自通貨であるフォリントを採用しており、これは日本円の約半分、ユーロの約3分の1の通貨価値しかないので輸入品に関してはフォリントで換算すると高いという印象を受けます。

 

ちなみに、僕のハンガリーでの生活の収入と支出に関して気になる方はこちらを参考にしてください。

japangary.hatenablog.com

 

4、ハンガリーは住みやすいですか?

 

夏は極端に暑く(35度前後、40度近くなる日も)、冬は極端に寒く(氷点下を記録することも)、春と秋がないので日本のような四季をはっきりと感じることはありません。ただ、これは1年も住めば慣れます。

ハンガリーでは年に2回日本フェスタが開催されたり、日本に特化した雑誌があったり、大学で日本語を学ぶ学生が比較的多いなど親日的な国なので日本人には住みやすいです。

言語はハンガリー語で年配のハンガリー人は英語が話せないことが多いのでお店やレストランに行ったときにまれに意思疎通ができないことがありますが、基本的に英語は通じます。

また、日本人だからといった差別を受けたことはありませんが、チャイニーズと間違われて差別的なからかいをされたことはあります。

japangary.hatenablog.com

 

5、ハンガリー人はどうですか?

 

外見的な特徴で言えば、男性はスキンヘッドで大柄な人が多いです。

性格は短気な人が多いですが、基本的には優しいです。また、家族とのつながりが強い人がほとんどです。(これはヨーロッパの文化ですが)

ハンガリーにはパーリンカというアルコール度数が非常に高いお酒があり、ハンガリー人、とりわけ男性は食前酒としてこれを飲む人が多いくらい、お酒が大好きな国民でもあります。

 

6、ハンガリーで起業することについてどう思いますか?

 

僕自身、起業したことがないのでなんともいえませんが以前、ハンガリーで起業した日本人男性と働いていましたが、その方曰く、ハンガリーは税金が高いので起業はおすすめしないとのことでした。

 

ちなみに、最近ではハンガリーにも多くのスタートアップ企業が誕生しています。

もっとも有名なハンガリーの企業はプレゼンソフトを開発しているPreziです。

prezi.com

 

7、ハンガリーに日本人コミュニティーはありますか?

 

残念ながら僕はここにほとんど日本人の知り合いがいません。

ですが、ハンガリーに留学に来る日本人は毎年数人いることは知っていますし、ワーホリで来る人も増えているのでおそらくコミュニティーはあると思います。

 

また、ブダペストには駐在員やハーフの子供が主に通う日本人学校があり、そこでは保護者のひとたちのコミュニティーがあります。

 

ロシア語はおそロシア?! マンツーマンレッスン編

 

マンツーマンレッスンを快く引き受けてくれたロシア語の先生はとにかくテンションが高かった。彼女は40代後半で背が高く、関西弁が混じった日本語を流暢に話す。レッスンは毎週月曜日の10時から11時の1時間でテキストは僕が持ち込んだ市販のものを使うことになった。

レッスン初日、早くも僕のロシア語の自主学習のボロが出始めた。

先生に、キリル文字を読めるか確認すると言われ先生が指さす単語を読むことになったのだが、すらすら読めないのである。


緊張していたわけではない。

 

キリル文字を習得したように感じていたのは自己満足で実際はしっかりと習得できていなかったのである。結局、マンツーマンレッスンはキリル文字の習得からスタートすることになった。

 

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先生のレッスンは楽しかった。最初にロシア語でのフリートークをやり、次に文法の時間、最後にテキストを読む時間になった。

 

ロシア語のフリートークは初心者には難しい。それでも語学力を向上させるためにはもってこいの方法である。

 

ロシア語にもフランス語やイタリア語と同様に日本人にとって発音しにくい単語がある。先生はフリートークで丁寧に僕の発音を直してくれた。文法も聞き心地のいい関西弁交じりの日本語で1つ1つテンポよく、でも丁寧に説明してくれた。

僕のロシア語への学習熱はさらに燃え上がった。


そんな状態が3か月過ぎた。

 

僕のロシア語は自分でも驚くほど上達した。まず、キリル文字がほとんど完璧にすらすら読めるようになったのである。そして、フリートークでも最初のころと比べると明らかにロシア語をしゃべれるようになったのである。


先生は僕の成長を自分のことのように喜んでくれた。僕はそんな先生をさらに喜ばせたく、ロシア語検定の受験を考えるようになったのであった。

 

なぜハンガリーで新卒が内定をゲットすることができたのか 仕上げ編

準備編と実践編で書いたことをやった結果、ありがたいことにハンガリーのとあるIT企業から唯一いい返事をもらった。いい返事とは僕を採用することに興味があるというものである。そして、もともと2015年の12月にハンガリーに行く予定があったので、そのときにそのハンガリーの企業と現地で面接をすることになった。

 

面接内容は志望動機などの一般的な質問からその会社の製品についての質問など事前にいくつか問題を出され、それについて答えを考えてほしいと言われた。それを言われたのが9月だったのでそこからその会社のホームページをみて、その会社の製品をくまなくチェックし、いろいろと質問への答えをまとめた。

 

ところが、その会社は日本の会社と取引をしている会社で、幕張メッセで行われるITフェスにブースを出すことが決まったようで10月のある日、その会社からそのフェスでボランティアとして働いてみないかと言われた。

 

面接よりも直接その会社の仕事がわかるし、会社側も僕の能力が直接わかるので、双方にメリットがあり、参加させてもらうことにした。そして、3日間のフェスすべてに参加し、通訳や日本人のお客さんへの製品の説明などの仕事をこなした。そのフェスにはその会社の社長もきていたので、社長とも一緒に3日間働いた。

 

そして、3日目の最後に社長が直々に僕の能力を高く評価してくれ、給料などについて交渉をしその場で正式な内定をもらうことができた。

 

準備編、実践編でしっかりとやったからこそハンガリーのITの会社から内定をゲットすることができたと思う。ただ、そうはいっても僕の場合は非常にレアなケースだと思う。というのは、もしその会社が日本のフェスにブースを出さなければ、予定通り面接になっていただろうし、僕の能力を直接見てもらう機会もなかったと思う。ということは結果も別のものになっていた可能性もありうる。

 

要は、日本の就活でもそうだが就活には運が必要になってくる場合が多々あるということである。どんなに行きたい会社でもその会社に空きがなければ意味ないし、たまたま社長がインターンに来ていてその場で直接能力を評価してもらえる場合もある。ただし、人間は運をつくることはできない。重要なのは運がきたときにそれをしっかりとつかむ勝負強さだと思う。

 

僕の場合、東京までの交通費やホテル代、飯代などはその会社はもちろん出してくれず全て実費だった。貧乏大学生だったのでこれらの出費は痛かったが、それでも直感的にこのチャンスは逃すべきではないと思い参加した。その結果、内定を得ることができた。

 

 

しかし、内定をゲットした後も問題はある。その最大の問題が労働ビザだ。とくにヨーロッパは移民、難民問題の影響でビザが出にくくなっている。

 

僕の場合は最初の1年はインターンシップという形で働くことになり、ハンガリーにあるインターンシップ団体が僕とその会社の間に入ってインターンシップ手続きと滞在許可証の発行を手伝ってくれた。そして、1年後には正式な労働ビザに切り替えるようである。会社のHRの女性曰く、その方が労働ビザがすんなり下りるようである。

 

というわけで、海外で就活シリーズは全3回で終了。ちょっと僕のケースは特殊なので今回の結果編は参考にならない方が多いと思うがそれでも、準備編と実践編は参考になると思う!

 

とくに、これは日本の就活でもそうだが、準備がいい結果を生むためには必須だ!いい準備をすればいい結果も生まれる!