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発音は外国語習得で最優先すべきことか?

 

 

よく、日本人は発音に対してコンプレックスを持っていると言われる。

 

たとえば、Youtubeで日本人が英語を話している動画をみると、コメント欄には発音が悪いと言った類のものが多くみられる。

 

僕はそれが単なるツールであるならば発音はそこまで気にしなくてもいいと思う。

 

たとえば、友達と会話するため、授業中に発表するため、外国人とビジネスする際に使うため、インタビューに答えるためなどなど、その外国語に特別な価値がない場合は発音はそこまで気にする必要はないと思う。

 

しかし、外国語に特別な価値がある場合は、つまり外国語でお客さんからお金をもらう場合は発音も高いレベルにしておく必要があると思う。

 

たとえば、外国語講師や通訳ガイド、通訳などである。

 

これらの仕事ではお客さんは外国語に対してお金を払っているのである。だから、その商売道具ともいえる外国語の全ての要素(発音、読解力、対話力、聴力、語彙)などはやはり高いレベルにあるべきだと思う。

 

それは他の仕事でも同じだと思う。

 

たとえば、ピアノの先生で飯を食っているのであれば、生徒はピアノの技術力にお金を払っているわけだからピアノに関する全ての要素は高いレベルになくてはならない。

 

 

僕は以前、お城で働いていたが、たまに日本人の通訳ガイドが外国人のお客さんを連れてやってきた。通訳ガイドの人はお城の歴史などを説明しているが、発音がすごく悪いガイドの人もたまにいて、外国人のお客さんがなんども聞き直していることがあった。

 

そういうのを見ると、このお客さんはガイドの人の外国語に対してお金を払っているのにこれじゃあなあ・・・と思う。

 

お金をもらわない、単なるボランティアとしてのガイドや講師であれば発音などはそこまで重要ではないが、お金をもらうのであればやはりそれなりのレベルのものを提供しなければならないと思う。

 

それがプロとしての証だ。