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マクロン大統領はフランスに光を取り戻せるか?~フランスが抱える自由と責任のジレンマ~Ⅴ

  

自由と並んでフランスを語るときに欠かせないのが“移民”である。フランスは自由国家であると同時に移民国家とも呼ばれる。

 

確かに、フランスには様々な国からの移民が生活している。フランスの生産人口(15歳以上から65歳未満)の約10%が移民だという。一方、日本は2%未満である。これだけでいかにフランス国内に移民が多いかがわかるだろう。

 

そもそもなぜフランスは移民を受け入れ続けてきたのだろうか。その大きな理由が2つの大戦である。

 

ちなみに、フランスは元来戦争の弱い国である。今日、戦勝国面をして国連の常任理事国にもなっているが、この国は第1次世界大戦でも第2次世界大戦でも早々と負けている。にも関わらず、フランスが戦勝国面していられるのは連合国側がそれぞれ勝ったからである。

 

フランスはこれら2つの大きな大戦に参戦したことで戦後、フランスの人口は激減した。そして、人口減少により失われた労働力を補うために移民の受け入れを積極的に行ったのである。

 

1974年に第1次オイルショックが起こると、フランスは移民の受け入れを停止した。しかし、すでにフランス国内に住んでいる移民が彼らの家族をフランスに呼び寄せることに対しては制限しなかったため、実質的には移民の受け入れを継続することと同じであった。

 

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