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なぜハンガリーで新卒が就職することができたのか 準備編

 

グローバル化の波が押し寄せ、以前よりも簡単に異文化に触れることができるようになり、他の国で仕事をしてみたいという人は多くなった。

 

しかし、たとえ日系企業であっても海外で内定をゲットするのは一筋縄ではいかない。時には実力だけでなく運も必要になってくる。

 

が、いくら実力や運があってもそれを発揮できるための準備を怠ればいい結果は出ない。たとえば、入試も同じでいくら実力や運があってもその大学の入試問題の傾向調査や時間配分決定など準備を怠れば合格できるものもできない可能性が出てくる。

 

就活は入試と違い得点を取れば合格できるものではないが入念に準備をすればいい結果が出やすくなるという点は同じだと思う。

 

僕は大学3年の後期(9月)から4年の前期(5月)までフランスに留学し、帰国後日本の会社を3社受けうち2社から内定をもらった。そして、夏休み後、日本での就活から海外での就活へと切り替え準備を始めた。結果、ハンガリーの現地のIT企業から内定をもらうことができた。

 

冒頭にも書いたが、海外で仕事をしてみたい人は年々増加しており、僕の友人にも数人興味を持っている人はいた。そして、彼らからどうやってハンガリーの現地企業から内定をもらったのか聞かれることが多かった。

 

そこで、このブログでも僕がどうやって内定をゲットしたのかを書き、少しでも海外就活に興味を持っている人の助けになればいいと思っている。

 

 

いい準備はいい結果を生む

 

 

何事も準備がしっかりしていないままやるといい結果は生まれない。

 

準備をすれば必ずいい結果が出るとは言えないが、少なくとも準備をしないといい結果は生まれない。

 

 

1、日本文と英文の履歴書の作成

 

やはり就活といえば履歴書が必要不可欠だ。

 

これは海外でも同じ。ただし、ハンガリーの企業だからハンガリー語で書かなければならないわけではない。

その国の言語で書けるなら書いたほうがいいが、書けなければ英語で問題ない。

 

書く内容は、氏名、生年月日、住所、学歴、職歴、資格、スキルなどでWordで作成した。

あとはWordの右上に写真を貼る。

 

志望動機は書かなかったが、書いたほうがいいだろう。

 

日本文の履歴書は現地企業であれば要求されないが、日系企業であれば要求されるので作っておいても損ではない。

 

あとは、これは絶対に書いておきたいということがあれば書いても問題ない。

 

この時の注意するポイントは文法ミスやスペルミスをしないこと。

 

これは万国共通で、履歴書でその人の第一印象は決まってしまう。

 

ちょっとしたスペルミスでも読み手には「この人はミスをしやすい人なのかも」といった感じを受けるかもしれない。

 

なので、丁寧に作成することが必要だ。



2、企業リストを作る

 

その国にどんな企業があるのか知らなければそもそも就活は始まらない。

なので、その国の企業リストを作成する必要がある。

 

僕の場合は、Jetroのサイトでハンガリーにある日系企業リストを見つけたのでまずはそれを活用した。

 

Jetro以外でも、ネットで「○○(国名) 日系企業」といった感じで検索すると出てくる。



現地企業の場合は日本語で検索しても出てこないことがほとんどなので、たとえば「○○(国名) Recruit」や「○○(国名) Company list」などと調べるとその国の現地企業の情報が簡単にゲットできる。

 

 

3、企業リストの企業を片っ端からネットで調べる

 

企業リストができたら、その企業の名前を検索し、その企業のサイトにアクセスしどういう会社なのか把握する。

 

気になったものがあれば、リクルートやキャリアというページを探す。

 

大抵、そこにリクルート用のメールアドレスが書いてあるので企業リストに書き留めておく。が、万が一リクルートページやリクルートアドレスが載ってない場合は、コンタクトページを探す。コンタクトページにはアドレスか送信フォームがあるので、それを書き留めておく。



以上が準備編。



僕の場合、この準備段階だけで1か月くらいかかった。

意外にブダペストにある日系企業は多いので、その企業のサイトを1つずつ訪問し、調べるのは骨が折れる作業だった。

 

もちろん、日系企業だけでなく、現地企業のリストも作成した。

 

その場合、現地企業のサイトは英語かハンガリー語版しかないので、なおさら骨が折る作業だった。


しかし、ここで手を抜くといい結果は出ないので、この準備段階は海外就活で最も重要かもしれない。