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【滞在歴6年のアラサー男が語る】「ハンガリーは住みやすい国なのか?」(お金編)

 

今回のテーマは物価や給料、家賃などお金に関することです。

日本ではお金について考えることは卑しいなどネガティブなイメージを持つ人が多いですが、すべての物事は実際お金を通して成り立っています。したがって、どのくらい稼げてどのくらい使うのかをだいたいでいいので移住前に考えておくといいでしょう。

 

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お金 ★★★☆☆

1) 物価

ハンガリーの物価は日本と比べるとかなり安いです。

特に野菜や肉などの生鮮食品やパン、パスタ、米などの穀類加工品、ビールやワインなどのお酒など日本円で換算するととても安く買うことができます。

一方で、例えばイタリアの有名なチョコレートクリームの"Nutella"やアメリカのアイスクリーム"Häagen-Dazs"など輸入品は日本と同じ値段です。

シャンプーやトイレットペーパーなどの日用品は様々なものがあり値段もピンキリです。ここでもやはり"Pantene"などの輸入品は日本と同じ値段ですが、中国人が経営している雑貨屋に行くとかなり安く購入することができます。

 

ただし、これはあくまでも日本円に換算した場合です。

ハンガリーはユーロに属していますが、通貨はユーロではなくフォリントという独自のものを使っていて、通貨価値は日本円の約三分の一です。

僕はフォリントで買い物をするときは1フォリント=1円の感覚で考えています。

なので、例えばビールは1本250フォリント前後なので250円で1本買うのと同じ感覚です。マクドナルドではハンバーガーは1個390フォリントします。日本円に換算するとだいたい150円なので日本と同じ値段ですが、フォリントで払う場合はハンバーガー1個390円という感覚なのでかなり高く感じます。

 

2) 給料

ハンガリーの会社で働く場合、給料は基本的にフォリントで支払われます。

僕が新卒で働いた初年の月給が手取りで20万フォリントでした。この給料はハンガリー人曰く新卒では普通の給料のようです。新卒者が手取り20万円を月給でもらうのと同じ感覚です。

ここに正社員であれば「カフェテリア」というサービスを受けることができます。このサービスについては以下の記事を読んでください!

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今年の4月まで働いていた会社でも当初は手取り20万フォリントを月給でもらっていたのですが、社員の多くがほかの同種の会社と比べて給料が安すぎるという理由で相次いで退職したことから会社が給料を見直して、僕は手取りで25万フォリントもらえるようになりました。

以前、とある日本企業のハンガリー支社の面接を受けたのですが、その時は月給手取りで60万フォリントという額を提示してもらいました。いろいろあって辞退したのですが、海外企業の支社のほうが給料は圧倒的に高いです。

 

3) 家賃

ハンガリーでは賃貸ならひとり暮らしとフラットシェアとルームシェアの3パターンがあります。フラットシェアは自分の部屋はあるがキッチンや冷蔵庫、洗濯機、トイレ、風呂は共有というものです。ルームシェアは部屋も含め全部共有です。

フラットシェアとルームシェアの場合は光熱費や水道代、ガス代、ネット代は家賃に含まれているか別途一律で請求されます。ひとり暮らしの場合は家賃とは別に自分で使った分は全て払わなければなりません。

ブダペストであれば都心のほうが値段はかなりあがります。

僕は以前ブダペストの7区でフラットシェアをしていましたが、家賃は月85000フォリントでした。1人用のベッド1つと机1つをいれたら部屋の大半は埋まってしまうくらい小さかったです。

ちなみに、同じオーナーが所有するひとり暮らし用の物件は月12万フォリント+光熱費などの費用でした。

また、フラットシェアやルームシェアの場合は家具や布団、タオルなどがついている物件がほとんどです。食器や調理器具なども共有のものがすでにあります。

 

4) 収入と支出

いくらあればハンガリーで不自由なく暮らせるのかについて僕の収入と支出をもとに書いた記事があるので気になる方は読んでみてください!

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