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2022年6月20日から2022年6月26日までのウクライナ情勢

2022/6/20 (侵攻116日目)
ウクライナのベレシチューク副首相は、自国の情報機関の集計として、「ロシア軍が占領した地域からウクライナ人約120万人をロシア領に連行した」との見解を示した。うち24万人が子供で、2千人は孤児だと強調した。

・東部ルガンスク州のガイダイ知事は、激戦が続く同州の中心都市セベロドネツクなどで「露軍が全ての予備戦力を投入し、大規模攻勢を開始した」と発表した。同国国防省のマリャル次官は同日、「露軍は26日までにルガンスク州全域を制圧しようとしている」と述べた。

ウクライナ軍は、露軍が同日、南部オデッサ州とミコライフ州に計14発のミサイルを発射したと発表した。一部は撃墜したが、攻撃でオデッサ州の食糧貯蔵施設が破壊され、負傷者も出たという。

・ゼレンスキー大統領は、アフリカ連合の会合でオンライン演説し、ロシア軍が黒海を封鎖しウクライナ穀物の輸出が滞っていることに触れ、「アフリカは事実上、戦争を仕掛けたロシアによって人質に取られている」と食料危機への懸念を表明した。

 

2022/6/21 (侵攻117日目)
・ガーランド米司法長官が、ウクライナを訪問し、同国のベネディクトワ検事総長と会談した。司法省によると、ガーランド氏はウクライナ戦争犯罪や残虐行為に関与した個人を特定して逮捕、起訴することを支援する考えを表明した。

・露国防省は、米欧側がウクライナに供与した155ミリ榴弾砲15基を過去1日間で破壊したと主張した。長射程・高火力の155ミリ榴弾砲は米欧側が計100基以上を供与し、南部などでウクライナ軍が展開する反攻作戦を支えている。露軍は「脅威」となる155ミリ榴弾砲を集中的に破壊しているとみられる。

・東部ハリコフ州のシネグボフ知事は、同日の露軍の砲撃で州都ハリコフや州内の集落で子供を含む民間人計15人が死亡したと発表した。露軍は同州内で一時、後退したが、最近は再び前進を図っている。

・ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記は、リトアニアがロシア本土から同国飛び地カリーニングラード州に向けた一部貨物列車の通過を禁じた措置に対し「敵対行為には確実に反撃し、リトアニア国民に深刻な影響を与えるだろう」と警告した。

 

2022/6/22 (侵攻118日目)
・日本の上場企業の脱ロシアの動きが鈍っていることが帝国データバンクの調べで分かった。ロシア進出が判明している168社のうち、19日時点で事業の停止や撤退などを決めた企業は4割超の4社で、前月比では3社増にとどまった。G7では最低水準という。

・ロシアが制圧地を広げるウクライナ東部ルガンスク州の要衝セベロドネツクで抵抗しているウクライナ軍が、兵力を増強したとみられることが分かった。同州の知事はロシア軍も予備部隊を投入していると指摘。両軍ともに東部戦線で増援し、激戦を続けているもようだ。

国連難民高等弁務官事務所の集計によると、ロシアが侵攻したウクライナから国外へ脱出した避難民が22日までに800万人を超えた。2月末からウクライナに入国したのは283万人に上り、このうちどれだけが帰国後に定住しているのかは不明。

・国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」は、ロシアのウクライナ侵攻を取材中のウクライナ人記者とその同行者が首都キーウ北方の森でロシア軍に殺害されたと発表した。

・ロシア大統領府は、外貨建てロシア国債の利払いなどを自国通貨ルーブルで行った場合でも、債務を履行したと見なすとの内容の大統領令プーチン大統領が署名したと発表した。国債がデフォルトに陥るのを回避する狙い。

 

2022/6/23 (侵攻119日目)
ウクライナ参謀本部は、東部ルガンスク州の軍の最終拠点、セベロドネツクと、川を挟み向かい合うリシチャンスク周辺の2集落が露軍に制圧されたと発表した。同参謀本部は、露軍が両市の間を流れるドネツ川の渡河作戦も準備していると指摘した。

ウクライナ軍は、東部ルガンスク州の激戦地セベロドネツクと川を隔てたリシチャンスクの南郊で、ロシア軍を撃退したと明らかにした。

ルガンスク州のガイダイ知事は、セベロドネツクウクライナ側が抵抗拠点としているアゾト化学工場に取り残された民間人について、ロシア軍が自国支配地域側にしか避難を許していないと指摘。ロシアが制圧した地域ではウクライナ軍関係者の選別をしていると非難した。

・ナイキがロシア事業からの撤退を決めたことが分かった。ロシアのウクライナ侵攻を受けた措置。

・バイデン米大統領は、ウクライナに約610億円の追加軍事支援を行うと発表した。高機動ロケット砲システム「ハイマース」を4基追加供与するほか、105ミリ榴弾砲用の砲弾3万6000発、機関銃2000丁、哨戒艇18隻を提供する。

ウクライナのベネディクトワ検事総長は、「1万9000件近くのロシアの戦争犯罪が確認されている」と明らかにし、国際刑事裁判所などと協力して関係者の訴追を目指すとした。同氏によると、容疑者数は現時点で露政府や軍の関係者ら623人に上る。

 

2022/6/24 (侵攻120日目)
・東部ルガンスク州のガイダイ知事は、同州の中心都市セベロドネツクを防衛してきたウクライナ軍部隊に撤退命令が出たと明らかにした。

・ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は、ウクライナ東部ルガンスク州で同国側部隊の最後の拠点となっている同州リシチャンスク市の南方にロシア側部隊が到達、市を封鎖したと発表した。

・露軍と実質的に一体の親露派武装勢力ルガンスク人民共和国」幹部は、東部ルガンスク州内のウクライナ側の最終拠点の一つ、リシチャンスクの制圧が「1週間から1週間半で完了する」との見通しを示した。

 

2022/6/25 (侵攻121日目)
ウクライナ軍のザルジニー総司令官は、米国が供与した高機動ロケット砲システム「ハイマース」を実戦使用し「敵に命中させた」と明らかにした。

ウクライナ原子力規制当局は、ロシア軍が同日に東部ハリコフの国立研究所を砲撃し、核関連施設が損傷したと発表した。施設周辺の放射線量に異常はないとしている。

・露国防省は、東部ルガンスク州の中心都市セベロドネツクを「完全に制圧した」と発表した。同州のガイダイ知事やストリュク市長も同市の陥落を認めた。

・ロシア軍は、ウクライナ軍が東部ルガンスク州で最後の拠点とするリシチャンスク市への攻勢を強めた。

プーチン大統領は、サンクトペテルブルクで軍事同盟を結ぶ隣国ベラルーシのルカシェンコ大統領と会談し、核兵器を運用可能な弾道ミサイルシステム「イスカンデルM」を数カ月内にベラルーシに供与すると表明した。

 

2022/6/26 (侵攻122日目)
・首都キーウの中心部シェフチェンコ地区の集合住宅にミサイルが着弾。内務省幹部は現場で記者団に、少なくとも男性1人が死亡したと明らかにした。

・東部ルガンスク州内のウクライナ軍の最終拠点、リシチャンスクをめぐる攻防が続いた。

 

*情報ソースは産経新聞共同通信などの主要メディア