ハンガリーから発信中

世の中はおもしろい出来事であふれている

2022年6月27日から2022年7月3日までのウクライナ情勢

2022/6/27 (侵攻123日目)
・ロシアのペスコフ大統領報道官は、ロシアの外貨建て国債がデフォルトに陥ったとの複数の欧米メディアの報道に関し「同意できない」と述べ、受け入れない姿勢を示した。

・ゼレンスキー大統領は、ドイツ南部エルマウで開催中のG7サミットにオンラインで参加し、年内にロシアとの戦争を終わらせるため、G7に最大の支援を行うよう求めた。

・G7は声明を出し、「外部の圧力や影響を受けることなく、将来の和平について決定するのはウクライナ自身である」として、停戦を押し付けることはないとの立場を確認した。また、ウクライナの軍備増強のため、物資や軍事訓練でG7が連携する構えを示した。

モルドバのサンドゥ大統領は、ウクライナのキーウを訪問し、同国のゼレンスキー大統領と会談した。両首脳はモルドバ国内の親露分離派地域「沿ドニエストル」からウクライナが攻撃される可能性など安全保障面について主に協議した。

・ゼレンスキー大統領は、中部クレメンチュク市のショッピングセンターにロシア軍のミサイルが撃ち込まれたと述べた。千人以上の客がおり、少なくとも2人が死亡し、20人がけがをした。

 

2022/6/28 (侵攻124日目)
ウクライナ大統領府のティモシェンコ副長官は、ロシア軍による中部ポルタワ州クレメンチュクのショッピングセンターへの27日のミサイル攻撃で、死者が20人、負傷者が59人になったと明らかにした。40人以上の安否が分かっておらず、犠牲者はさらに増える恐れがある。

・ロシアと実質的に一体の親露派武装勢力ルガンスク人民共和国」(自称)のミロシュニク駐LNR「大使」は、露軍とLNRの合同部隊が東部ルガンスク州ウクライナ軍の最終拠点、リシチャンスクの「30%を制圧した」と主張した。

ウクライナ南部へルソン州を占領しているロシア当局は、同国の治安部隊がにへルソン市のコリハエフ市長を拘束したと明らかにした。ロシア側の命令に従わなかったためだとしている。

 

2022/6/30 (侵攻126日目)
ウクライナ軍は、ミサイル攻撃などでロシア軍が制圧した黒海の重要拠点ズメイヌイ島から同軍を撤退させたと発表。

・米財務省は、米国の制裁対象となっているロシア新興財閥オリガルヒのスレイマン・ケリモフ氏の資産を隠しているとして、東部デラウェア州に拠点がある信託会社の保有財産約1360億円超相当を凍結したと発表した。

・ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島のバス会社は、クリミアと侵攻後に露軍が占領したウクライナ南部ヘルソン、メリトポリをそれぞれ結ぶバス便を7月1日に再開すると発表した。交通網の構築によりロシアは占領地支配の既成事実化を進める狙いだとみられる。

プーチン大統領は、日本の商社も参画する極東サハリン州天然ガス採掘事業「サハリン2」の運営会社「サハリンエナジー」の資産を、ロシア側が新たに設立する運営会社に譲渡すると定める大統領令に署名した。

 

2022/7/1 (侵攻127日目)
ウクライナ南部オデッサ州当局は、同日未明にロシア軍のミサイルが高層住宅など民間施設に着弾し、幼児を含む計18人が死亡したと発表した。

ユネスコは、オンラインで開いた臨時の政府間委員会で、ロシアの侵攻を受けたウクライナで広く食される伝統的なスープ、ボルシチの料理文化を「緊急保護が必要な無形文化遺産」として登録することを決めた。

・ロシアと実質的に一体の親露派武装勢力ドネツク民共和国」(自称)は、ウクライナ側の「雇い兵」として戦闘に参加した罪で、英国籍の男性戦闘員2人を新たに起訴した。

・米国防総省は、ウクライナに対し、高性能の防空ミサイルシステム2基を含む約1110億円の追加軍事支援を行うと発表した。米国とノルウェーが共同開発し、首都ワシントンの防空にも使用されている「国家高度地対空ミサイルシステム」で、防空システムが「旧ソ連型から移行を始める」と強調した。

 

2022/7/2 (侵攻128日目)
・露軍と共同戦線を張る親露派武装勢力ルガンスク人民共和国」(自称)部隊の幹部は、露軍側が市庁舎を占拠したと主張した。現地に部隊を派遣している露南部チェチェン共和国のカディロフ首長も同日、露軍側が市中心部を制圧し、ウクライナ部隊の掃討作戦に入ったと主張した。

ウクライナ大統領府のアレストビッチ長官顧問は「露軍側は市中心部にいない」とし、ロシア側の主張は虚偽だと指摘。

 

2022/7/3 (侵攻129日目)
・露軍と親露派武装勢力ルガンスク人民共和国」(自称)の合同部隊が制圧し、同州全域を掌握したとプーチン露大統領に報告した。

・オーストラリアのアルバニージー首相は、キーウ近郊のブチャなど3カ所を訪問し、ロシア侵攻による被害を視察した。

・ゼレンスキー大統領は、東部ルガンスク州ウクライナ軍の最終拠点リシチャンスクの喪失を認めた。一方で「ウクライナは侵略者に何も与えない。われわれは全ての領土に戻る」と述べ、リシチャンスクをはじめ露軍の占領下にある領土を将来的に奪還する決意を表明した。

・露軍は、ドネツク州の中心都市スラビャンスククラマトルスクなどに激しいミサイル攻撃と砲撃を加えた。ウクライナ側の発表によると、9歳の少女を含む民間人計7人が死亡、約20人が負傷した。

ウクライナの駐トルコ大使は、ウクライナで盗まれた穀物を積んだロシアの貨物船がトルコの関税当局に「拘束された」と述べた。大使は穀物を押収したいとの意向を示し、4日にトルコの捜査当局と協議する予定だとしている。

 

*情報ソースは産経新聞共同通信などの主要メディア