僕は2016年からハンガリーに住んでいますが、アクインクム博物館の存在を知ったのは恥ずかしいことに2022年でした。それまで僕がハンガリーで最もおススメの観光スポットは国会次義堂だったのですが、去年アクインクム博物館を訪れてから僕のおススメのスポットはそこになりました。
アクインクムというのはローマ帝国が今のハンガリーのブダ地域(当時はパンノニアと呼ばれていました)を支配していた時に中心的な役割を果たした場所でした。
アクインクムには一般庶民の居住した地区と兵士が居住した地区があり、今日アクインクム博物館として整備され、公開されているのは一般庶民の居住地区です。
地図の左上にアクインクム博物館と表示されている部分が民間人の居住地域です。博物館一帯はオレンジの線(道路と線路)の右側だけです。左側には闘技場跡があり、こちらも見学可能ですが、整備はされていません。
兵士の居住地区はオレンジの線を下まで辿っていって11と書いてある部分一帯です。
こちらも見学はできますが、アクインクム博物館と異なり、線路や道路と一体化しているため、見学できる部分はお風呂跡などごくごく一部です。
ここをさらに下っていくと兵士用の闘技場があり(黄色で示したところ)、見学することができます。
パンノニアおよびアクインクムの歴史についてはNoteで詳しく書いているので、よかったらこちらを読んでみてください。