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【完全版】ハンガリーでハンガリー人と結婚する方法

1. OFFIで日本の戸籍謄本の原本を翻訳してもらう
・2週間程度かかり、料金は約5万ft。
* これがハンガリーでは出生証明書として扱われる。


2. 日本大使館で婚姻要件具備証明を作成してもらう
・日本の戸籍謄本の原本とパスポート、1人で行く場合は婚姻相手のIDカードが必要。
・その場で作成してもらえ、料金は3300ft。
* 1と2は同時進行可能。


3. 市役所に戸籍謄本の翻訳と婚姻要件具備証明書を持っていき書類を登録する
・役所の戸籍課にメールを送り、アポをとる。
・当事者2人でいかなければならない。
・日本人側の書類は戸籍謄本の翻訳と行員要件具備証明書、パスポート。ハンガリー人側の書類は役所に要確認。
・役所は住んでいる区以外でもOK。ただし、書類を登録した役所で結婚式は行われるため、注意が必要。また、自分が住んでいる区役所で式を挙げる場合、費用はそんなにかからないが、別の区役所で式を挙げる場合、費用が高くなる。(僕の場合、住んでいる4区の区役所で式を挙げましたが、会場使用料は1000ftでした)
・婚姻の手続きの際にハンガリー語での受け答えがあり、ハンガリー語ができない場合は、通訳を手配してもらえるか、あるいは知人等が通訳になれるかなどを役所に確認する。
・書類が受理されるまで約1ヵ月かかる。その後、式の日時を選択するが、登録時に役所側に希望の日時を伝えることができる。ただし、その日時で必ず式を行える確約はない。
・結婚式で婚姻証明書をもらうが通常は夫婦1枚しかもらえない。後々2枚必要になるので、計3枚もらえるように頼んでおくといい。

 

4. 結婚式の日時の決定
・書類が受理されると、役所から連絡がきて、結婚式の日時等を決めるためのミーティングの日時を指定されるので、その日時に行く。当事者2人で行く必要はないが、1人で行く場合は相方のパスポートやIDカードを持っていく。また、このミーティングには通訳は必要ない。
・このミーティングで正式に式の日時を決めることができる。式の時間は30分間隔で選択できる。また、もしも希望の日にちの時間がすべて他の予約で埋まってしまっている場合、時間外に式を行えるか役所と相談できる。(僕の場合、11時から18時が選択できる時間でしたが、空いている時間がどれも都合が悪かったので、役所と相談し、10時に行いました。そのことによる追加費用は一切かかりませんでした)
・式場の使用料金を現金で払う。
・当日の流れの確認や有料オプションの有無の確認(役所からカメラマンの派遣、オリジナルグッズの作成、キャンドルセッションなど)等を担当者とする。

 

5. 結婚式
ハンガリー語が話せない場合は通訳を同席させなければならない。
・新郎と新婦、双方に立会人が必要。(友人可)
・式の前に担当者と最終確認。
・式自体は約10分程度で終わる。
・流れは以下の通り。
新郎と通訳、立会人は先に場内で待機

新婦入場

宣誓

申し込んでいれば夫婦共同キャンドルセッション

担当者挨拶

フォトセッション

退場
* 30分後に次の予約者が式を行うため、式後にゆっくり写真撮影をすることは難しい。

6. 大使館に戸籍謄本の原本や婚姻届等を提出する
・婚姻証明書原本2枚、婚姻証明書の内容を訳した書類2枚(大使館でもらえる書類に書き込む)、パスポートを訳した書類2枚(大使館でもらえる書類に書き込む)、日本の戸籍謄本原本2枚、日本の婚姻届け2枚を大使館に提出し、日本の戸籍に婚姻を登録する。
・戸籍謄本は取得日から3か月以上経っていてもOK。
・当事者2人で行く必要はないが、1人で場合は相方のパスポートやIDカードを持っていく。
・提出時に書類に不備がある場合、その場で訂正しなければならないので書類作成時に使用したペンを持っていく。訂正箇所に印鑑を押さなければならないが、持っていくのを忘れた場合、拇印でも可。
・婚姻証明書の内容を訳した書類とパスポートを訳した書類、日本の婚姻届けは婚姻要件具備証明書(ステップ2)を作成してもらう際にあらかじめ受け取ることができる。
・提出から戸籍に反映されるまで1-1カ月半かかる。書類に不備がない場合、日本の役所からも大使館からも連絡がこないので、正式に登録されたかは役所に連絡を取り、自分で確認しなければならない。
・婚姻が正式に登録されると、日本人側は現在の戸籍から除籍され、新しい戸籍がつくられる。ハンガリー人側は日本国籍を持っていない場合、日本人側の戸籍の婚姻の部分に登録される。