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世の中はおもしろい出来事であふれている

2022年6月13日から2022年6月19日までの気になったニュース

➀ 2022/6/13
仏下院選第1回投票 (産経新聞)
➙ フランスで12日、下院(定数577)選挙の第1回投票が行われ、即日開票された。内務省の発表によると、1位は中道与党連合で得票率25.8%、2位は左派連合で25.7%、3位は「国民連合」で18.9%だった。中道与党連合は第1勢力を維持するものの、大幅に議席を減らす見込み。

 

➁ 2022/6/14
インド太平洋の海自派遣、最大級 (日経新聞)
海上自衛隊のインド太平洋地域を巡る長期の部隊派遣が13日に始まった。期間や訪問国、参加人数ともに過去最大規模になる。中国の海洋進出を意識し、米欧やインド、東南アジア諸国と共同訓練を予定する。中国と安全保障協定を結んだソロモン諸島も訪れる。

 

➂ 2022/6/15
4人に1人が結婚願望なし (産経新聞)
内閣府が実施した結婚や収入に関する調査で、婚姻歴のない30代の独身者は男女とも4人に1人が結婚願望なしと回答。理由として「自由でいたい」などのほか、家事育児の負担や経済的な不安が挙がった。

 

➃ 2022/6/16
韓国市民団体、独慰安婦像撤去求め今月末訪独へ (産経新聞)
慰安婦問題の「噓」をただそうと結成された韓国の市民団体が今月末、ベルリンを訪問し、同市に設置された慰安婦像の撤去を関係当局に求める計画を立てていることが、10日わかった。

 

⑤ 2022/6/17
対インド係争地、中国が橋を建設 (日経新聞)
➙ インド北部と中国西部が接する係争地で、中国が実効支配線を横切るパンゴン湖で大きな橋を建設していると、インドメディアが報じた。1月に現地で確認された巨大な橋に次ぐ2本目となる。いずれも戦車の走行が可能な大きさだ。

 

⑥ 2022/6/18
「福建」進水 (産経新聞)
➙ 中国が3隻目の空母「福建」を進水させたことで、近い将来、空母を常時運用できる態勢が整うことになる。福建は艦載機の発艦能力を高めるカタパルトを備えており、洋上での航空機運用能力が大幅に向上するとみられる。米国防総省は3隻目の就役時期を「24年まで」と予測。

 

⑦ 2022/6/19
発表前に中国政府と共有か (産経新聞)
ウイグル自治区を視察したバチェレ国連人権高等弁務官がまとめている自治区の人権状況に関する報告書をめぐり、バチェレ氏が視察中、同自治区で拘束されたウイグル族らから話を聞けなかった上、発表前の報告書を中国政府と共有する方針も判明した。

 

2022年6月13日から2022年6月19日までのウクライナ情勢

2022/6/13 (侵攻109日目)
・東部ルガンスク州のガイダイ知事は、同州の中心都市セベロドネツクドネツ川を挟んだ対岸の都市リシチャンスクを結ぶ3つの橋全てが破壊されたと発表した。同氏は「市の一部はウクライナ軍が保持している」としたものの、避難や物資の補給が不可能になったと明らかにした。

・ロシア政府機関の副長官だったナタリヤ・ポクロンスカヤ元下院議員が解任された。ロシアのウクライナ侵攻を「悲劇」などとした発言が原因となった可能性がある。

・ウォールストリート・ジャーナルはウクライナ軍の試算として、同軍の大砲1発に対し露軍は10~20発を有し、量的に圧倒していると伝えた。ウクライナ側の兵力の消耗も進み、死者は連日100~200人、負傷者はその約5倍に上るとみられる。

 

2022/6/14 (侵攻110日目)
ウクライナ南東部マリウポリのアンドリュシェンコ市長顧問は、空爆で多数の犠牲者が出た劇場をロシア側が9月に再開させようとしているとして「骨の上でダンスし、埋葬地で演劇をする」と批判した。

・バイデン米大統領は、ロシアの侵攻で滞るウクライナからの穀物輸出を促進させるため、ウクライナと接するポーランドなど欧州諸国の国境に臨時の穀物倉庫をつくる方針を明らかにした。

・露外務省は、英主要メディアの経営幹部や編集幹部、記者、特派員ら29人を対象に、ロシア入国を禁止する個人制裁を発表した。英国が露国営メディアやその従業員に対して発動した制裁の報復措置だとしている。

・露軍が制圧を宣言しているウクライナ南部ヘルソン州のフラニ顧問は、ウクライナ軍が同州の州都ヘルソンから20キロ地点付近まで前進したと発表した。

・ロシア国防省は、アゾト工場に残る民間人退避のため15日の日中に戦闘を停止するようウクライナ側に要求し、人道回廊を設置すると一方的に表明した。

 

2022/6/15 (侵攻111日目)
マクロン大統領は「時が来たら、ウクライナの大統領はロシアと交渉せねばならない」と述べ、平和解決に向けた対話の必要性を主張した。マクロン氏は「『ロシア人と戦争し、完敗させるべきだ』との意見にはくみしない」と述べた。

習近平国家主席は、プーチン大統領と電話会談した。ウクライナ問題について「各国は責任のあるやり方でウクライナ危機の適切な解決を促進すべきだ」と発言し、同国への軍事支援やロシアへの経済制裁を強める米欧諸国を牽制した。

ウクライナ東部ルガンスク州の要衝セベロドネツク市を巡り、ウクライナ軍は、「戦闘を継続している」と発表した。ロシア国防省が14日、同市のアゾト化学工場に残るウクライナ兵に降伏を要求したが、応じなかったもようだ。

NATOのストルテンベルグ事務総長は、記者会見し、今月末のNATO首脳会議でロシアによる侵攻が長期化するウクライナへの新たな包括的軍事支援策で合意する見通しを示した。露軍に重火器の質量で劣るウクライナ軍の近代化を進める狙いだ。

・バイデン米大統領は、ウクライナに向けた約1340億円の追加軍事支援を発表した。東部の戦闘で激化する長距離砲撃に対抗するため155ミリ榴弾砲18門と砲弾3万6千発、高機動ロケット砲システム「ハイマース」用の砲弾を追加供与。対艦ミサイル「ハープーン」2基を初供与し、黒海の沿岸防衛を強化する。

 

2022/6/16 (侵攻112日目)
マクロン仏大統領、ショルツ独首相、ドラギ伊首相の3首脳が、ウクライナを訪問して首都キーウでゼレンスキー大統領と会談した。首脳らは「ロシアとの対話」を掲げてウクライナ側の警戒を招いていたが、今回の訪問でウクライナ支援を続ける姿勢を鮮明にした。

・国連人権理事会で、バチェレ人権高等弁務官が、ロシアが制圧したウクライナ南東部マリウポリについて報告を行い、集合住宅の9割、民家の6割が損壊し、35万人が市外への避難を余儀なくされたと言及した。

ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は、要衝セベロドネツク市で子ども38人を含む市民568人が避難しているアゾト化学工場からの退避について、ロシア軍の砲撃が続いているため「不可能だ」と述べた。隣接するリシチャンスク市では空爆で4人が死亡したことも明らかにした。

 

2022/6/17 (侵攻113日目)
・英首相官邸は、ジョンソン首相がウクライナのゼレンスキー大統領との同日の会談で、120日ごとに最大1万人のウクライナ兵を訓練する支援策を提案したと発表した。

ウクライナでのロシア軍の戦争犯罪を捜査する国際刑事裁判所ICC)のカーン主任検察官は、近くウクライナに現地事務所を開設すると発表した。ロシアの侵攻が長期化する中、ウクライナの関係者との連携を強め、捜査活動を加速させたい考えだ。

カザフスタンのトカエフ大統領は、ロシアが侵攻開始直前に独立を承認したウクライナ東部の親露派「ドネツク民共和国」と「ルガンスク人民共和国」を国家として承認しない考えを示した。ロシアで開かれた国際経済フォーラムで、プーチン大統領も参加したパネルディスカッションの中で表明した。

・同国軍参謀本部は、東部ルガンスク州の中心都市セベロドネツクで激戦が続いていると発表した。ドネツク州の中心都市スラビャンスク方面では、威力偵察を図った露軍を撃退したという。また、ハリコフ州イジュム近郊の集落1カ所を露軍から奪還したとしている。

プーチン大統領は、露主催の国際経済フォーラムの全体会合に出席した。プーチン氏は質疑応答で、ウクライナが「一線」を超えた場合、同国の「意思決定中枢」を攻撃する可能性もあると述べた。プーチン氏は「一線」の内容について「自分だけにとどめておく」とし、明言は避けた。

CERNは、ロシアと、ロシア軍が侵攻に際し経由したベラルーシとの協力関係を、現行の合意が切れる2024年で終了する方針を明らかにした。

 

2022/6/18 (侵攻114日目)
・ゼレンスキー大統領は、南部の激戦地ミコライウ州を訪れ、軍幹部から戦況について説明を受けた。部隊を激励し、南部防衛へ士気高揚を図った。

・ロシアと実質的に一体の親露派武装勢力ルガンスク人民共和国」(自称)は、激戦が続くルガンスク州の中心都市セベロドネツク近郊の集落メテルキノを制圧したと発表した。ウクライナ参謀本部もメテルキノの喪失を認めた一方、別の集落では露軍を撃退したとした。

・ロシア西部の飛び地カリーニングラード州のアリハノフ知事は、リトアニアEUの制裁対象の貨物を積んだ列車について、ロシア本土からリトアニア経由での同州への乗り入れを禁止したと通信アプリに投稿した。

 

2022/6/19 (侵攻115日目)
・英国防省は戦況分析で、ロシア軍部隊内で命令拒否や対立が続いていると指摘した。ウクライナ侵攻を「特別軍事作戦」とする公式な立場に阻まれ、露当局が反対する兵士らに法的圧力をかけるのに苦労しているとの見方を示した。

・ロシア国防省は、ウクライナ東部ドニエプロペトロフスク州でウクライナ軍の地域司令部を海上発射の巡航ミサイル「カリブル」で攻撃し、作戦会議中だった50人以上の将校らを殺害したと発表した。

ウクライナ最高会議は、ロシアの一部の音楽をメディアや公共の場で流すことを禁止する法案を賛成多数で可決した。また、ロシアとベラルーシからの出版物の輸入禁止も決定した。

 

*情報ソースは産経新聞共同通信などの主要メディア

2022年6月6日から2022年6月12日までの気になったニュース

➀ 2022/6/6
中国、宇宙基地の年内完成へ前進 (日経新聞)
➙ 中国は5日、有人宇宙船「神舟14号」の打ち上げに成功した。宇宙飛行士3人が建設中の同国独自の宇宙ステーションに約6カ月滞在し、年内に宇宙ステーションを完成させる計画だ。ロシアと宇宙ステーションの協力に向け協議に入るとみられる。

 

➁ 2022/6/7
はやぶさ2、砂に「生命の源」(日経新聞)
JAXAの探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」から地球に持ち帰った試料の砂から、生命の源となるたんぱく質の材料のアミノ酸が見つかったことが6日、明らかになった。地球外から持ち帰ったアミノ酸を確認するのは初めて。生命の起源の謎に迫る成果だ。

 

➂ 2022/6/8
ジョンソン首相、続投決定 (産経新聞)
➙ 英国の与党・保守党は6日、党首のジョンソン首相の信任投票を行い、同氏は過半数の信任を得て続投を決めたが、4割超が不信任票を投じた。保守党の規定では党首の信任投票は実施から1年間は再実施できず、当面、辞任に追い込まれる可能性はなくなった。

 

➃ 2022/6/9
カンボジアに中国海軍施設か (産経新聞)
➙ 米紙ワシントン・ポストは、カンボジア南西部のリアム海軍基地内に中国が極秘裏に海軍施設を建設していると報じた。カンボジア政府報道官は、中国と同基地で船舶修理工場の整備事業などに着手することは認めたが、中国軍が独占的に使用することは否定した。

 

⑤ 2022/6/10
李克強首相が存在感 (産経新聞)
➙ 序列2位の李克強首相が存在感を増している。「ゼロコロナ」政策により景気悪化懸念が強まる中、李氏が前面に立って経済対策を打ち出す場面が目立つ。習近平主席への権力集中で影が薄くなっていたが、今秋の党大会を前に最高指導部人事にも影響を与えるとみられる。

 

⑥ 2022/6/11
インド太平洋の海洋安保に2680億円支援 (産経新聞)
岸田文雄首相は10日夜、シンガポールを訪問し、アジア安全保障会議で基調講演を行った。今後3年間で巡視船供与や海上輸送インフラ整備に少なくとも約2680億円の支援を行うと表明した。

 

⑦ 2022/6/12
豪、仏に780億円支払い発表 (産経新聞)
➙ 豪のアルバニージー首相は11日の記者会見で、フランスとの潜水艦契約を破棄した代償として、約780億円)を仏側企業に支払うと発表した。アルバニージー氏は「適正で公平な解決策」だと主張。

 

 

2022年6月6日から2022年6月12日までのウクライナ情勢

2022/6/6 (侵攻102日目)
・国連安全保障理事会は、ウクライナ情勢を巡る公開会合を開いた。国連で紛争地の性暴力問題を担当するパッテン事務総長特別代表は、ウクライナ各地で性暴力被害の訴えが3日までに124件あったと明らかにした。「経験上、氷山の一角だ」として各国に対策を講じるよう求めた。

・ゼレンスキー大統領は、米欧諸国や有識者の一部から、ウクライナが一定の譲歩をした上でロシアとの停戦を求める声が出ていることについて、そうした声に従い停戦に応じることはないとする考えを示した。

ウクライナ軍は、黒海を封鎖しているロシア艦隊を撃退し、沖合へ約100キロ後退させたと発表した。ロシアの封鎖で穀物輸出が滞るウクライナ黒海北西部の制海権を奪還する作戦を展開。ロシア軍は失った海域をミサイル攻撃で取り返そうとしている。

 

2022/6/7 (侵攻103日目)
・ゼレンスキー大統領は、ロシア軍を2月24日の侵攻開始前の境界まで押し返すことが「重要な暫定的勝利」だと述べた上で、クリミア半島を含む領土の完全回復が最終目標だと強調した。「装備面で劣り、前進できない」と苦境を認め、各国に支援強化を訴えた。

・ロシアのショイグ国防相は、露本土から露軍の占領下にあるウクライナ南部ヘルソンとベルジャンスク、東部マリウポリへの物資輸送が始まったと発表した。同氏はまた、露本土から占領地域を経由して、クリミア半島に至る鉄道網を構築する条件が整ったほか、同じルートの自動車道も開通されたとした。

ポーランドのモラウィエツキ首相は、ウクライナと約930億円で武器を売却する契約を結んだと明らかにした。過去30年で最大規模の契約だという。

 

2022/6/8 (侵攻104日目)
・ロシア軍は、ウクライナ東部のドネツク、ルガンスク両州(ドンバス地域)の全域制圧へ攻勢を強めた。

・ラブロフ外相は、トルコの首都アンカラで同国のチャブシオール外相と会談した。会談後の共同記者会見でラブロフ氏は、「ウクライナ黒海の港湾周辺に敷設した機雷を除去すれば、問題は解決する」と述べて、侵攻が輸出停滞の理由ではないとの立場を示した。

 

2022/6/9 (侵攻105日目)
ウクライナ東部を実効支配する親露派武装勢力ドネツク民共和国」(自称)の裁判所は、ウクライナ側の義勇兵として戦闘に参加した英国人2人とモロッコ人1人にいずれも死刑判決を言い渡した。

・ゼレンスキー大統領は、プーチン大統領や主要閣僚らロシア政府指導部を対象に無期限の制裁を科す大統領令に署名した。ウクライナへの入国を禁じるほか、資産を凍結。

プーチン大統領は、モスクワで開かれた若者との対話集会で「主権を持たない国」は「厳しい地政学的争いの中で生き残ることはできない」と述べた。プーチン氏は米国など他国の影響力を排し、独自の判断ができる国を「主権を持つ国」と呼ぶ傾向があり、欧米の制裁などの圧力に屈しない姿勢を強調した。

ウクライナ農業食料省のビソツキー第1次官は、同国の次期農業生産量がロシアによる侵攻の影響で前年より最大40%、量にして3千万トン減少するとの見通しを示した。ウクライナは小麦の輸出で世界全体の10%超を占める農業大国。

 

2022/6/10 (侵攻106日目)
萩生田光一経済産業相閣議後記者会見で、ロシアへの経済制裁強化の一環として、貨物自動車やダンプカー、ブルドーザーのロシアへの輸出を禁止すると発表した。10日、輸出貿易管理令の改正を閣議決定した。17日から実施する。

ウクライナ国防省の報道官は、露軍が東部ドンバス地域を流れるドネツ川の渡河可能地点を探していると発表した。ウクライナメディアが伝えた。ドネツ川は自然の要害で、露軍が主目標とするドンバス全域の制圧には渡河が必須。露軍は複数回にわたり渡河を試みたが、ウクライナ軍の砲撃を受け、失敗した。

ウクライナ軍は、ロシア軍が黒海艦隊に潜水艦1隻を新たに配備し、巡航ミサイル40発が発射できる状態にあると明らかにした。

ウクライナ軍は、東部ハリコフで、ロシアのウクライナ侵攻後に周辺で死亡したロシア兵の遺体を収容し保管している貨物列車を共同通信などに公開した。ロシア側に収容されたウクライナ兵の遺体との交換や、捕虜の帰還、ロシア軍の戦争犯罪立証に役立てるとしている。

ウクライナのメルニク駐独大使は、ドイツからの軍事支援について、「ミサイル発射装置、榴弾砲歩兵戦闘車や戦車といった大型兵器は、ウクライナ側に全く引き渡されていない」と述べた。現地に届いたのは、携帯式の防空ミサイルや地雷、機関銃などだけだと明かし、批判した。

 

2022/6/11 (侵攻107日目)
ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は、激戦が続く同州の要衝セベロドネツク市のアゾト化学工場で、ロシア軍の砲撃が原因で油に引火し、火災が起きたと明らかにした。化学工場には避難した民間人が最大500人取り残されている可能性があるとされる。

 

2022/6/12 (侵攻108日目)
ウクライナ東部ルガンスク州セベロドネツク市について、ガイダイ州知事は「状況は非常に厳しく、この2,3日が重要だ」と通信アプリで強調した。ロシア軍が一両日中に「全ての部隊を投入する」とも述べ、同市制圧に向け攻撃を強化してくるとの見方を示した。

・ロシアが主権宣言した祝日「ロシアの日」を迎えた12日、ウクライナでの制圧地域でも記念行事が開かれた。南部ヘルソン州とザポロジエ州では、一方的に樹立した暫定政権が住民にロシア国籍を証明する身分証交付を開始。ルーブル流通も進めており、ウクライナ側は「ロシア化」の加速に反発している。

 

*情報ソースは産経新聞共同通信などの主要メディア

2022年5月30日から2022年6月5日までの気になったニュース

➀ 2022/5/30
中国、日本の海洋権益阻止へ論文 (産経新聞)
➙ 日本が国際機関に申請している沖ノ鳥島南方の大陸棚延長について、中国が地形的なつながりを否定する複数の科学論文を発表したことが分かった。日本政府が「日本の過去の調査と比べ、最新機器を用いて広範囲・高密度で実施された」と分析したことも判明。

 

➁ 2022/5/31
中国、安保協定の合意失敗 (産経新聞)
➙ 中国の王毅国務委員兼外相は、訪問先のフィジーで南太平洋島嶼諸国と外相会議をオンライン形式で開催した。中国は会議で安全保障面での連携強化を謳った協定の締結を提案したが、合意には至らなかった。中国進出を警戒した一部参加国から異論が出たもようだ。

 

➂ 2022/6/1
泊原発の運転差し止め命じる (産経新聞)
北海道電力泊原発1~3号機(泊村)で事故が起きれば生命や身体の安全が脅かされるとして、道内の住民ら約1200人が北海道電に廃炉や運転差し止めを求めた訴訟の判決が、札幌地裁であり、北海道電に運転差し止めを命じた。廃炉については住民側の請求を退けた。

 

➃ 2022/6/2
米台が新経済協議の枠組み設置 (産経新聞)
➙ 米通商代表部、米国と台湾が新たな経済連携協議の枠組みを設置したと発表した。台湾の参加が見送られたIPEFを代替する狙いがあるとみられる。貿易促進やデジタル分野など様々な分野を話し合い、米台間の既存の協議を格上げする方向で経済関係の強化を図る。

 

⑤ 2022/6/3
韓国、与党が統一選で大勝 (産経新聞)
➙ 韓国の尹錫悦政権が5月に発足してから初の大型選挙となる統一地方選の投票が1日行われ、即日開票された。保守系与党「国民の力」が大差での勝利を確実にした。国会では少数与党である同党だが、今回の大勝により、尹政権の国政運営にも追い風となりそうだ。

 

⑥ 2022/6/4
中国3隻目の空母進水へ (日経新聞)
➙ 中国の3隻目の空母が6月にも進水する。新しい空母は「江蘇」と命名する見通し。国産空母としては「山東」に続き2隻目になる。就役は2024年以降とみられる。注目を集めるのは中国が初めて搭載する予定の電磁式カタパルトの精度だ。

 

⑦ 2022/6/5
老いる米国 働かない1億人 (日経新聞)
➙ 米労働省が発表した統計で、19年12月に9550万人だった非労働力人口は20年4月に初めて1億人を突破したあとも高止まりを続けている。22年5月は9930万人。戻りは極めて緩慢だ。これはコロナ禍で退職し、そのまま職探しもしなくなった人が多いことを示している。

2022年5月30日から2022年6月5日までのウクライナ情勢

2022/5/30 (侵攻95日目)
EUは、海上輸送によるロシア産石油の輸入を禁止することなどを柱としたロシアへの追加制裁で合意した。年内にEUが輸入する露産石油の約9割が禁輸される見通しだ。全面禁輸に反発したハンガリーに譲歩した。

・東部ルガンスク州のガイダイ知事は、同州の中心都市でウクライナ側の最終拠点となっているセベロドネツク中心部にロシア軍が侵入し、市街戦が起きていると発表した。

・米CNNテレビは米国が最大射程300キロの多連装ロケットシステムの供与を検討していると伝えていたが、バイデン米大統領は、「ロシア領内を攻撃できるものは供与しない」と否定した。露のメドベージェフ安全保障会議副議長は「賢明だ」と評価した。

エルドアン大統領は、プーチン大統領と電話会談し、ロシアとウクライナが合意すればトルコの最大都市イスタンブールで国連を加えて会談を開催する用意があると述べた。また、トルコが停戦実現に向けて「監視メカニズム」の役割を果たす準備があると述べた。

エルドアン大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話で会談した。エルドアン氏はロシアとウクライナの停戦協議の継続に努力する意向を示し、「ウクライナの農作物の輸出のための安全な航路の確保」を重視していると述べた。

 

2022/5/31 (侵攻96日目)
・ロシア軍は、ウクライナ東部ルガンスク州の要衝セベロドネツクのほぼ半分を掌握した。ロシアは市を完全掌握すればルガンスク州全域を制圧することになり、市中心部に進軍、攻勢を強めている。

・ショルツ首相は、ドイツがギリシャ歩兵戦闘車を提供し、ギリシャウクライナ旧ソ連型の兵器を送ると明らかにした。

・ロシア政府系のガスプロムは、ドイツへの天然ガス供給の一部を6月1日に停止すると明らかにした。ロイター通信が報じた。契約先の英石油大手シェルが、代金をロシアの通貨ルーブルで支払う要求を拒否したため。

 

2022/6/1 (侵攻97日目)
・ロシア国防省は、ロシア軍の核兵器を扱う部隊が、西部イワノボ州で演習していると発表した。約1000人が参加。大陸間弾道ミサイルICBM)「ヤルス」を含む100以上の兵器が使用されたという。

・米政権は、ウクライナに対して高機動ロケット砲システム「ハイマース」など約906億円の追加軍事支援を実施すると正式に発表した。ウクライナ側は射程300キロの多連装ロケットシステムの提供を求めていたが、今回供与する砲弾は射程約80キロ。ロシアを刺激しないよう短い射程で対応したとみられる。

・米サイバー軍のナカソネ司令官が、ウクライナ支援のためにサイバー攻撃を実施したことを明らかにしたと報じた。

デンマークEUの共通安全保障政策への参加を問う国民投票が行われ、開票の結果、賛成支持が過半数に達した。デンマークは約30年前、EU共通安保への不参加を決めたが、ロシアによるウクライナ侵攻が世論の変化を促した。

・ショルツ首相は連邦議会で、ウクライナに防空システム「IRIS-T」を供与すると述べたが、引き渡すまでに数カ月かかるという。

メルケル前首相が、ロシアによるウクライナ侵攻を「野蛮な戦争」と非難し、欧州の歴史において「大きな転換点」になると述べたことが分かった。

 

2022/6/2 (侵攻98日目)
・英国防省は、激戦が続く東部ルガンスク州の中心都市セベロドネツクの大半を露軍が制圧したとの分析を発表した

・ドイツがウクライナに対し、多連装ロケットシステムを供与する方針を決めたことが明らかになった。早ければ6月中に引き渡す。ドイツが供与するのは多連装ロケットシステム「MARSⅡ」。英国も同システム「M270」を供与する方針であることが明らかになった。

EUは大使級会合を開き、ロシアの石油禁輸を含む追加制裁の最終案を承認した。近く発動される見通し。年内に約90%の石油の輸入が停止される。

 

2022/6/3 (侵攻99日目)
・東部ルガンスク州のガイダイ知事は、激戦が続く同州の中心都市セベロドネツクウクライナ軍が抗戦を続け、「市内の20%を奪還した」と述べた。また、同知事は親ロシア派武装勢力の一部は戦意が落ち戦闘に向かうのを嫌がっていると指摘した。

・米NBCテレビなどは、ロシアのウクライナ侵攻後、100頭以上のイルカが黒海沿いのトルコの海岸に打ち上げられたと伝えた。専門家は、ロシア軍艦や潜水艦からの低周波が原因である可能性が高いと指摘。「生物多様性の危機」だと警鐘を鳴らしている。

・ロシア国防省は、露太平洋艦隊が太平洋海域で演習を開始したと発表した。10日までの予定で、40隻以上の艦艇が参加するという。ウクライナを支援する米国や日本を威圧する狙いとみられる。演習にはミサイル追跡艦「マルシャル・クルイロフ」やフリゲート艦「マルシャル・シャポシニコフ」などが参加。

 

2022/6/4 (侵攻100日目)
・ゼレンスキー大統領は、東部ドネツク州で歴史的建造物でもあるスビャトヒルスク修道院をロシア軍が砲撃したと非難。ユネスコからのロシア追放を訴えた。

 

2022/6/5 (侵攻101日目)
・キーウのクリチコ市長は、朝に市内2カ所に露軍のミサイル攻撃があり、1人が負傷したと明らかにした。ウクライナ大統領府などよると、鉄道インフラが標的とされた。

・東部ルガンスク州のガイダイ知事は、激戦が続く同州の中心都市セベロドネツクウクライナ軍が市の約5割を露軍から奪還したと明らかにした。露軍はドネツ川を挟んだ対岸の都市リシチャンスクにも砲撃を続けた。

ウクライナ参謀本部は、東部ドネツク州の中心都市スラビャンスク方面でも露軍が前進を図ったが、撃退したとした。

・ゼレンスキー大統領は、露軍との戦闘の前線であるルガンスク州リシチャンスクと東部ドネツク州ソレダルを訪問し、地元住民や兵士らを激励した。一部が露軍の占領下にある南部ザポロジエ州も訪れた。

 

*情報ソースは産経新聞共同通信などの主要メディア

2022年5月23日から2022年5月29日までの気になったニュース

➀ 2022/5/23
豪野党勝利、政権交代 (産経新聞)
➙ オーストラリアで21日行われた下院総選挙で、アルバニージー氏が率いる最大野党、労働党がモリソン首相の与党を破り勝利した。労働党は対外政策で対中強硬路線の与党と違いがないことを主張し、保守層の票も獲得した。ただ、党内には親中派とされる重鎮も多い。

 

➁ 2022/5/24
米大統領、台湾防衛に関与 (産経新聞)
➙ バイデン大統領は岸田総理大臣との共同記者会見で、台湾で紛争が起きた場合に米国が防衛に関与するか問われ「イエス」と明言した。ホワイトハウスは台湾をめぐる政策(1つの中国政策)に変更はないと説明した。

 

➂ 2022/5/25
出生数、最少を更新 (日経新聞)
厚生労働省は、2021年度の人口動態統計を発表した。出生数は20年度と比べて1.3%減の84万2131人だった。14年連続で減少し、過去最少を更新した。婚姻数は52万5273件で、前年度から0.6%減った。

 

➃ 2022/5/26
東南アジアで韓国コンビニ攻勢 (日経新聞)
ベトナムで韓国最大手GSリテールが進出からわずか4年で日本勢最大のファミリーマートの店舗数を抜き、2022年にはさらに100店を増やす。韓国のBGFリテールやイーマートも21年にマレーシアに初進出した。日本勢は成長が頭打ちで、市場で争いが激化している。

 

⑤ 2022/5/27
出産一時金、増額へ (産経新聞)
➙ 政府は26日、出産時に原則42万円が支給される出産育児一時金を増額する方向で検討に入った。出産費用は年々上昇し、全国平均が一時金の額を上回っている。厚生労働省が出産費用の詳しい内訳や費用増の要因などの実態を調査中で、早ければ同月にも公表する。

 

⑥ 2022/5/28
慰安婦合意を事前説明 (産経新聞)
➙ 2015年の日韓合意を巡り、韓国外務省は26日、元慰安婦支援団体の常任代表(当時)に合意内容を事前に伝えていたことを示す面談記録文書を公開した。面談では意見交換もしていたとみられる。代表は、被害者の意見を聞かずに合意したとして日韓政府を批判していた。

 

⑦ 2022/5/29
東南ア外交、後退する日本 (産経新聞)
➙ 外務省が25日に公表した令和3年度の対日世論調査ASEANにおける中国の影響力が強まっている実態が明らかになった。「重要なパートナー」となる国を聞いたところ、中国が48%で日本は43%だった。前回調査は日本が3ポイント差で上回っていた。

 

2022年5月23日から2022年5月29日までのウクライナ情勢

2022/5/23 (侵攻88日目)
・ロシアの国連代表部に勤務してきた露外交官、ボリス・ボンダレフ氏は、ウクライナ侵攻とプーチン露政権に抗議するため、露外務省を退職すると発表した。侵攻への批判を公表した上での露外交官の辞職は極めて異例とみられる。

スターバックスは、ロシア市場からの撤退を最終的に決めたと発表した。ロシアがウクライナに侵攻した後の3月初め、店舗の一時閉鎖を発表していた。

・東部ルガンスク州のガイダイ知事は、露軍が現在、同州に25個の大隊戦術群を投入しており、兵力は1万2000人規模だと明らかにした。ただ、ウクライナ軍も増強されており、露軍を撃退し続けているとした。

・オースティン米国防長官は、デンマークが米国製の対艦ミサイル「ハープーン」をウクライナに供与するほか、約20カ国が弾薬や戦車などの追加の軍事支援を表明したと発表した。

・英国防省は、3カ月間での露軍の損害が、1980年代後半まで9年間続いた旧ソ連によるアフガニスタン侵攻に匹敵する規模に上っている可能性がある-との分析を公表した。アフガン侵攻では約1万5000人のソ連兵が死亡したとされる。

ウクライナの首都キーウの裁判所は、南部クリミア半島セバストポリへのロシア黒海艦隊の駐留延長合意に2010年に署名した親露派ヤヌコビッチ大統領(当時)に対し、反逆容疑による逮捕状を出した。ウクライナ検事総長事務所が発表した。

ウクライナ国営企業「ガス輸送システム」は、ロシア軍の攻撃により天然ガスの主要パイプラインが破壊され、ドネツク、ルガンスクの東部2州(ドンバス地域)でガス供給が停止したと明らかにした。ロシア側の攻撃が活発化しており、パイプラインの修理は困難としている。

 

2022/5/24 (侵攻89日目)
・米財務省は、ロシア国債の利払いを米国人が受け取れるようにする特例措置を、期限の25日午前0時1分で終えると発表した。今後利払いを迎えるロシア国債は投資家が利息を受け取れず、デフォルトと認定される可能性がある。

ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は、ロシア軍が同州の要衝セベロドネツクの包囲に向けて猛攻を仕掛けていると明らかにした。露軍はセベロドネツクと、隣接するリシチャンシクに対し、3方向から包囲を試みているという。

ウクライナ東部ハリコフ州の州都ハリコフでは、ウクライナ軍の攻勢で同州内に侵攻した露軍が大幅に後退したことを受け、市内の地下鉄の運行が再開された。

 

2022/5/25 (侵攻90日目)
プーチン大統領は、露軍が制圧を進めるウクライナ南部ヘルソン、ザポロジエ両州の住民に対して露国籍を付与する手続きを簡略化する内容の大統領令に署名した。

プーチン大統領は、一般国民に対する年金を6月1日から、最低賃金を7月1日から、それぞれ10%引き上げると表明した。戦闘長期化や欧米の制裁による物価上昇などの経済悪化を受け、国民の不満を抑える意図があるとみられる。

・ロシア財務省は、外貨建て国債の利払いなどを今後、自国通貨ルーブルで行うと発表した。

ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は、同州の要衝セベロドネツクをめぐるロシア軍との攻防について、露軍は同市に包囲に成功していないと表明した。

 

2022/5/26 (侵攻91日目)
・WHO総会で、ロシアのウクライナ侵攻と、医療機関など保健関連施設への攻撃を非難する決議が採択された。決議案はウクライナや日本、欧米諸国が共同提案していた。賛成は88、反対はロシアや中国、北朝鮮など12、棄権はアフリカや中東諸国など53。

・ロシア軍は、東部ルガンスク州ウクライナ側拠点への包囲網を強化、ウクライナ軍の防衛線内に突入を試みた。ウクライナ参謀本部は、突入が「成功していない」と発表した。

・ロシアのラブロフ外相は、2月24日に開始したウクライナ侵攻について、同国のゼレンスキー政権が3月8日に計画していた東部ドンバス地域の親露派実効支配地への攻撃を阻止するためだったと主張した。ロシアの侵攻を正当化した。

フィンランドのマリン首相は、ウクライナの首都キーウでゼレンスキー大統領と会談し、今後の復興について協議した。

・ロイター通信によれば、ロシアに融和的とされるイタリアとハンガリーは、EUに即時停戦と和平協議入りを促すよう働きかけている。

 

2022/5/27 (侵攻92日目)
・東部ルガンスク州のガイダイ知事は、激しい攻防戦が続く同州の中心都市セベロドネツクからウクライナ軍が撤退する可能性があるとの認識を示した。同市のストリュク市長は同日、同市周辺の3分の2が露軍に包囲されていると発表。

・東部ハリコフ州でも、激しい戦闘が続いた。露軍は同州でいったん後退したが、再び攻勢を掛けているとみられる。

・ロシアで最近、エリート外交官やプーチン政権に近い軍事評論家、親政権派メディアから侵攻への批判が相次いでいる。侵攻の長期化と露軍の損害拡大が背景にあるとみられ、欧米メディアなどからはプーチン政権の統制に綻びが出ている可能性も指摘される。

 

2022/5/28 (侵攻93日目)
・ロイター通信は、ロシアがウクライナ南東部の港湾都市マリウポリを制圧後、初めて船舶が入港したと報じた。船は金属約2700トンを積み込み、海路ロシアに向かうという。ウクライナ側は「略奪行為だ」と非難している。

ウクライナのレズニコフ国防相は、デンマークから供与された対艦ミサイル「ハープーン」の受領作業が始まったと明らかにした。南部オデッサなど黒海沿岸周辺の防衛に使用するという。

ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は、同州の要衝セベロドネツクを巡るロシア軍との戦闘について、週明けの状況は「厳しいだろう」と分析した。ガイダイ氏は既に、セベロドネツクからのウクライナ軍撤退の可能性に言及している。

プーチン露大統領は、契約軍人が最初に契約を結ぶ際の年齢上限を撤廃する法改正に署名し、成立させた。従来は露国民は18~40歳、外国人は18~30歳までとされていた。侵攻で損害が拡大している露軍の兵力を補充する狙いだとする見方が強い。

・ドイツのショルツ首相とフランスのマクロン大統領は、ロシアのプーチン大統領と電話による3者会談を行った。独政府の発表によると、独仏首脳はプーチン氏に対し、紛争の外交解決に向けて、ウクライナのゼレンスキー大統領と交渉するよう求めた。

・ロシアのアンドレイ・ケリン駐英大使は英BBC放送に対し、ウクライナとの戦争でロシアが戦術核兵器を使用するとは考えていないとの認識を示した。

 

2022/5/29 (侵攻94日目)
・東部ルガンスク州のガイダイ知事は、同州内でウクライナ側の事実上の最終拠点となっているセベロドネツク周辺の一部から露軍を後退させたと発表した。

・ゼレンスキー大統領は露軍の攻撃が続く東部ハリコフ州の前線部隊を訪れた。2月24日の露軍の侵攻開始以降、公式に首都キーウなど首都圏の外に出たのは初めて。

・露軍に占領されている南部ヘルソン州のフラニ顧問は、同州の一部でウクライナ軍が反攻作戦を行い、前進に成功したと発表した。

 

*情報ソースは産経新聞共同通信などの主要メディア

2022年5月16日から2022年5月22日までの気になったニュース

➀ 2022/5/16
独首相与党が再び大敗 (産経新聞) 
➙ ドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州議会選が15日実施され、ショルツ首相のSPDが大敗した。選管によると、メルケル前首相のCDUが得票率35.7%(前回33%)で第1党の座を維持し、SPDは26.7%(同31.2%)、「緑の党」が18.2%(同6.4)に躍進した。

 

➁ 2022/5/17
人にブタ腎臓移植治験  (産経新聞) 
➙ 遺伝子を改変して拒絶反応のリスクを減らしたブタの腎臓を人の患者に移植する治療法の治験を、米のチームが早ければ来年に始める方向で計画していることが分かった。参加者は血管がもろく透析が難しい腎不全患者や65-70歳の体力はあるがドナーがいない患者を想定。

 

➂ 2022/5/18
大学発の起業、慶応が最多 (日経新聞)
➙ 大学発スタートアップが1年間に200社新設され、累計で3300社を超えたことが経済産業省の2021年度調査で分かった。増加数は慶応義塾大が首位で、大学系ベンチャーキャピタルが起業を支援した。2位は岐阜大だった。ただ、新規株式公開に至る企業は少ない。

 

➃ 2022/5/19
海面上昇幅、過去最高に  (産経新聞) 
➙ 世界気象機関は、2013年~21年に世界で海面が年間平均で4.5ミリ上昇し、過去最高になったと発表した。気温上昇により北極の海氷や南極の氷床が減容したことが主原因で海水温の上昇も続いている。

 

⑤ 2022/5/20
「ファスト映画」賠償提訴 (日経新聞)
➙ 「ファスト映画」の投稿者に対し、東宝など映像大手13社が5億円の損害賠償を求める訴訟を19日起こした。訴えた相手は男女3人で、いずれも執行猶予付きの有罪判決が確定している。昨年6月までに4億8千万回再生され、計956億円相当が無料で視聴されたとみられる。

 

⑥ 2022/5/21
EU、台湾との貿易対話「局長級」に格上げ  (産経新聞) 
EUは、台湾と6月2日に貿易、投資をめぐる初の局長・閣僚級対話を開催することを決めた。EUが中国との関係見直しに動く中、台湾を経済パートナーとして格上げし、半導体貿易などで関係を深める狙いがある。

 

⑦ 2022/5/22
欧米で「サル痘」続発  (産経新聞) 
➙ 欧州や米国で、ウイルス感染症「サル痘」の患者や疑い例が相次ぎ見つかっている。サル痘は主にアフリカの森林地帯で発生する動物由来の感染症。発熱や頭痛といった症状で始まり、体に発疹ができる。英国や米国の患者の大半は、アフリカへの渡航歴がなかった。

 

2022年5月16日から2022年5月22日までのウクライナ情勢

2022/5/16 (侵攻81日目)
ウクライナ国防省は、同国軍が東部ハリコフ州から露軍を撤退させ、ロシアとの国境地帯まで到達したと発表した。

マクドナルドは、30年以上展開していたロシア市場から撤退する方針を発表した。地元の買い手への事業売却を検討している。同社はロシアで商標の保持は続けるものの、ロゴなどの使用をやめる予定。買収が完了するまで約6万2000人の従業員への給与支払いは続ける。

・ロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」は、モスクワでサミットを開催した。ロシアは同条約の締結30周年を記念するサミットだとしているが、ウクライナ侵攻で米欧側との対立が決定的となる中、同盟国との結束を確認し、国際的に孤立したとのイメージの払拭や対露制裁の打破を狙う思惑だ。

ウクライナ参謀本部は、露軍が現在、ドネツク州での前進に注力しているとする分析を発表した。東部ハリコフ周辺から露軍を撤退させたウクライナ軍は、ドンバス地域の玄関口に当たる要衝イジュムの奪還に向けて前進を開始。ウクライナ軍はイジュムを奪還し、ドンバス地域で反攻を行う構えだ。

・英BBCは、プーチン大統領とゲラシモフ軍参謀総長ウクライナ東部ドンバス地域でのロシア軍部隊の移動指示に直接関与しているとみられると伝えた。前線での攻撃や軍事作戦に関する戦略的な決定は通常、国家指導者や軍の制服組トップではなく、より位の低い軍の大佐や准将級が行うものとされる。

・アゾフスタリ製鉄所から負傷した兵士らの退避が始まった。ウクライナ軍が明らかにした。ロシア国防省は兵士退避のための一時的休戦でウクライナ側と合意したと発表。

・ロシア軍の退役大佐が国営テレビの番組で「状況は間違いなく悪化していくだろう。全世界が敵になっている」とウクライナ侵攻について批判を展開した。ホダレノク氏は侵攻開始前から「ウクライナとの武力紛争はロシアの国益にならない」と警鐘を鳴らしていたという。

 

2022/5/17 (侵攻82日目)
・ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長は、ロシアの核兵器は「近代化され、信頼でき、効果的」な状態にあるとし、侵略を受けた場合には反撃に使用すると述べた。

ウクライナ国防省のマリャル国防次官は、南東部の激戦地マリウポリのアゾフスターリ製鉄所からロシア側支配地域に退避した兵士について、ウクライナが拘束しているロシア兵捕虜との交換を求める考えを示した。一方、ロシア側は交渉に消極的とみられ、実現の可否は見通せない。

・国連のドゥジャリク事務総長報道官は記者会見で、ウクライナ南東部マリウポリのアゾフスターリ製鉄所からの兵士の退避について、国連は関与していないと明らかにした。

国際刑事裁判所のカーン主任検察官は、ロシアのウクライナ侵攻を巡る戦争犯罪の疑いを捜査するため、42人の捜査員、法医学専門家、支援要員から成るチームをウクライナに派遣したと発表した。現地派遣としては「過去最大」だとしている。

・米国務省は、ウクライナに侵攻したロシアの戦争犯罪や残虐行為の証拠となる公開情報を収集し、ウェブサイト上で公開する新たなプロジェクトを開始したと発表した。衛星画像やソーシャルメディア上の情報を分析、保存するため約7億8000万円の資金を投じるとしている。

・ゼレンスキー大統領は、カンヌ映画祭開幕式でオンライン演説した。ヒトラーを風刺したチャーリー・チャップリン監督の米映画「独裁者」に言及し、「映画界には新しいチャップリンが必要だ」と訴えた。

 

2022/5/18 (侵攻83日目)
・ブリンケン米国務長官は、ロシアのウクライナ侵攻に先立つ2月中旬から業務を停止していた同国首都キーウの米大使館を約3カ月ぶりに再開したと発表した。

・ゼレンスキー大統領は、発令中の戒厳令を90日間延長するための大統領令に署名した。総動員令も同期間延長する。戒厳令、総動員令ともに延長は今月25日から。議会の承認を経て発令される。政府は移動などの国民の私権の制限や、予備兵、徴兵対象者の招集などが引き続き可能になる。

 

2022/5/19 (侵攻84日目)
・岸田首相は、ウクライナを支援するため、新たに約384億円の借款を行う考えを表明した。世界銀行と協調して実施する。

・ロシアが侵略に乗じてウクライナで農作物を盗み、船で積み出して中東やアフリカへの販売を試みている疑いが浮上した。中東・アフリカには両国の穀物に依存する国が多く、ロシアが盗んだ作物の産地を偽装して売り込みを図るとの見方もある。

ウクライナのアレストビッチ大統領府長官顧問は、ロシア軍の占領下にある南部ザポロジエ州メリトポリで反露武力闘争が行われていると明らかにした。

・ロシア国防省は、ゲラシモフ参謀総長と米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長が同日電話会談し、ウクライナ情勢などを協議したと発表した。会談は米国側の要請で行われたとしている。

ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は、ロシア軍が同州セベロドネツクへの砲撃を続け、少なくとも12人が死亡、40人が負傷したと明らかにした。セベロドネツクは、ルガンスク州ウクライナ政府の管理下にある重要都市。ロシアは東部ドンバス地域の完全制圧を狙い、同都市への攻勢を強めている。

・米国防総省高官は、ロシア軍が侵攻するウクライナ南部のミコライウとヘルソンの間で、両国軍による戦闘が続いているとの分析を明らかにした。

・ロイター通信は、米政府が高性能の対艦ミサイルをウクライナに供与することを検討していると報じた。供与が検討されているのは、米ボーイング社製の「ハープーン」など2種類。ただし、操作の習熟に長期間の訓練が必要なことや保守の難しさから、供与に慎重な見方もあると伝えた。

・中国やロシア、インドなど新興5カ国(BRICS)は、オンライン形式で外相会合を開いた。議長を務めた中国の王毅国務委員兼外相は「武器を送ってもウクライナの平和には換えられない」と述べ、ウクライナへの武器供与やロシアへの経済制裁を進めるバイデン米政権など西側諸国を牽制した。

 

2022/5/20 (侵攻85日目)
・ロシアのショイグ国防相は、ロシア軍の支援を受けて親露派が支配地を広げているウクライナ東部ルガンスク州全域の制圧が「近づいている」との認識を示した。

・ロシア国防省は、ウクライナ東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所に残っていたウクライナ部隊の最後のグループ531人が投降し、ショイグ露国防相が同製鉄所の完全制圧をプーチン大統領に報告したと発表した。

 

2022/5/21 (侵攻86日目)
フィンランドの送ガス会社ガスグリッドは、ロシアからの天然ガスの供給が停止したと発表した。供給元のガスプロムと代金支払いを巡って対立していた。フィンランドが18日に米欧の軍事同盟、NATOへの加盟を申請しており、ロシアの報復措置の可能性もある。

・ロシア外務省は、バイデン米大統領を含む計963人の米国人のロシア入国を禁止すると発表しリストを公表した。ウクライナ侵攻を背景とした米国の対露制裁への報復措置。

ウクライナ東部ドネツク州のキリレンコ知事は、ロシア軍により州内のリマンやミコライフカなどで市民計7人が殺害され、10人以上が負傷したと明らかにした。また、日本政府の支援で2016年に改修されたスビャトヒルスクの音楽学校が破壊されたと述べた。

・東部ルガンスク州のガイダイ知事は、露軍が同市とリシチャンスク間の橋を破壊したと発表。露軍は両市を孤立させ、ウクライナ軍の防衛を困難にする狙いだとみられるが、ガイダイ氏は両市間の連結は維持されているとした。

 

2022/5/22 (侵攻87日目)
・東部ルガンスク州のガイダイ知事は、ロシア軍が同州のセベロドネツク市に4方向から侵入を図ったが、ウクライナ軍が撃退したと発表した。

ウクライナ検察は、ロシア軍が北部チェルニヒウ州に侵攻した3月、占拠した学校の地下室に住民350人以上を約1カ月間にわたり閉じ込め、ウクライナ側から攻撃を受けないよう「人間の盾」として使っていたと発表した。劣悪な環境で高齢者には死者も出たという。

 

*情報ソースは産経新聞共同通信などの主要メディア