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2020年のハンガリーにおけるコロナウイルスの状況

1、ハンガリーコロナウイルスは広まっていますか?

 

3月3日現在、ハンガリー国内でコロナウイルスの感染は確認されていません。

 

追記1)

 

3月4日にハンガリーで感染者が確認されました。

 

また、ハンガリーを旅行で訪れたアメリカ人が次の旅行先での検査で陽性反応がでるというケースも現れました。

 

追記2) 

www.news24.jp

日本でこのニュースが大きく報じられましたが、この15人の方たちは街を歩いていたら日本人だからいきなり検疫対象になったわけでなく、咳をしていたためホテルから自ら連絡したようです。

 

現在のところ、日本人は強制的な検疫対象にはなっていません。一方で、イラン人はなっています。

 

追記3) 3月12日現在、ハンガリーの感染者は16人(イラン人9、ハンガリー人6、イギリス人1)で、感染が確認されたイラン人たちは最初に感染が確認されたイラン人の留学生との接触が確認されています。そのため、イラン人は強制検疫の対象となり、拒否した場合はビザの停止などの措置がとられます。また、全ての大学が当面の間休校となり、授業はオンラインで行われるとのことです。

 

また、ハンガリー政府は緊急事態宣言をし、中国、韓国、イラン、イタリアとハンガリー間のフライトを停止し、オーストリアスロベニアとの国境間で検問を再開しました。

 

追記4) 3月20日現在、ハンガリー国内の感染者は85人(イラン人10、英国人1、カザフスタン人1、ハンガリー人73)です。

多くの会社で在宅勤務が取り入れられ、食糧品店や薬局等を除くお店やレストランは原則、午後15時から翌朝6時まで営業していません。また、いくつかのスーパーでは購入制限が設けられています。オンラインショッピングは一週間待ちなどになっています。

加えて、ハンガリー国籍所有者(配偶者も含む)以外の入国を禁止しています。また、65歳以上しか入店できない時間帯が設けられました。年齢確認のためにパスポートなどが必要です。

 

追記5) 4月27日より市内の公共交通機関(バス、電車、トラム、地下鉄)を利用する際には、マスクやスカーフなど鼻や口を覆うものの着用を義務付けることを発表しました。

 

追記6) 地方から徐々にロックダウンが解除され、ついにブダペストでもロックダウンが解除されます。ただし、ソーシャルディスタンスやマスク着用義務などは続きます。

 

health-note-hu.net

 

 

2、マスクの購入は可能ですか?

 

もともとハンガリー人はマスクをするという習慣がないため、ドラッグストアーではほとんど売っていません。薬局ではマスクを取り扱っているようですが、すでに売り切れてしまったようです。インターネットでも買えません。また、除菌用のジェルやシートも売り切れています。 

 

3、物品の買占めは起こっていますか?

 

イタリア北部での食品買占めの映像を受け、一部スーパーでは米やパスタ、缶詰等の買占めが起こっていますが僕が直接行ったスーパーではどこも買占めは起こっていませんでした。トイレットペーパー等の買占めもありません。

 

4、アジア人差別は起こっていますか?

 

全く起こっていません。フランスで起こっているような暴力的な差別はもちろんのこと、アジア系のレストランに落書きをするといった嫌がらせも発生していません。中華レストランの客足が減ったくらいです。ホテルでのアジア人客おことわりのニュースも今のところ聞いたことがありません。

 

ただ、SNSをみていると観光地では「コロナ」などと言ってくる人もいるようです。

 

 

 

5、入国状況はどうなっていますか?

 

日本からの入国は可能です。ただし、日本からの直行便はないためどこかを経由することになります。

 

入国状況に関しては日々変わるため外務省か在ハンガリー日本大使館に問い合わせることをおすすめします。

 

追記1) 3月20日現在、ハンガリー国籍所有者(配偶者も含む)以外の入国を禁止しています。